sweet time【文スト】【新旧双黒】

芥川龍之介×彼シャツ ページ24

☆rui様リクです☆








「龍くんぅううぅ」



泣きながら龍くんこと芥川に抱きつく。

あからさまに嫌そうな顔をした彼は、
直後、驚いた声を出した。




「お前、どうした、その格好」


「そうなの…！！濡れたの…！！」




実は、今日の任務を終えてルンルンで彼の元に帰ろうとして、あと少しで着くという所で大雨が降ってきた。

それはもうほんとに、水道の蛇口が外れた時に出てくる水の水圧位はあった気がする。←


傘も持ってなかったので、全力疾走でポートマフィア本部まで戻ってきたというわけだ。





「ほんとにお前は…」



「うぅ…っ」





家に着くまでこの格好は寒いなぁ…




なんてまた涙が溢れそうになっていると、

ぱさ、と頭にタオルが乗っけられた。


「それで拭け、あと家に帰るまではこれを着ろ」




そう言って彼は、私に白いシャツを手渡した。


や、優しすぎる…！！！




龍くんは一旦部屋から出て言った。

私はそのまま着替えることにした。



着てみると改めて感じたけど、

男の人のカッターシャツだから、大きいなぁ。

華奢でほっそーい龍くんの服とはいえ、
やっぱり彼も男の人なんだなぁと思った。




しかしそこで問題が発生した。



だぼっとしてて太ももまで隠れてるから気づくのに時間がかかったが、



下、どうしよう。←







かちゃん、と扉を開けて、そこから顔だけを出して龍くんに話しかける。



「ん、終わったか」


「龍くん、下、どうしよう…？」


「…」



あ、やべ。



みたいな顔。龍くんでもするんだね。←






すると彼はコートを脱ぎながら、

「…僕のコートを着てろ、車まではなんとか我慢しろ」


「龍くん…！」




私は彼のコートにくるまって部屋を出る。



寒いのでひょこひょこと龍くんの後ろをついて歩いていると、



突然抱き抱えられた。



一気に体が火照っていくのを感じた。


あ、私、すごいあったかい。←







それから車に乗りこんで、一息つくと、不意にコートがはらりとはだけた。






それを見た龍くんの顔が赤くなっていったので不思議に思うと、その原因はすぐに分かった。


はだけたコートの隙間から、シャツが大きくて隠しきれなかった胸元が露わになってしまっていたのだ。


「お前…煽っているのか、帰ったら覚悟していろ」








あっ…フラグ立った。←








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遅くなり申し訳ないです…！
リクありがとうございました！！

またまたお知らせ→←お知らせです。

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