名前 ページ21
「な…なかはら、くん」
中也「なんだ、俺のこと好きになったか。」
「いや、ちが…か、彼氏、いる、から、私。」
中也「別れろよ。」
「なっ…！」
中也「あーもういい。わかった。お前は今はその彼氏が好きなんだろ？わかった。そのうち振り向かせるから覚悟しとけ。以上。」
「…っ！？わ、わたしは振り向いたりしない！」
中也「ふぅん？どうだかな。」
太宰「限りなく不可能に近いよ君。さ、さっさと帰って良い子は寝なさい〜」
中也「だまれ変態！死ね！」
先生は中原くんの肩をぽんと叩いて、保健室から
追い出すように催促した。
中原くんが保健室から出ていったのを確認して、
私の肩は先生に引き寄せられて
太宰「Aちゃんが私がいるからって断ってるの見てあー、私君の彼氏なんだなーって改めて思ったよ。すごい可愛かった…」
と、囁かれた。
こんな扉の目の前で抱きしめて、
誰か来たらどうするんですか。
そう思ったけど、今は素直に抱きしめてほしかった。すごく緊張して、ほんとは足が震えてた。
でもいずれは彼にちゃんと断らなくちゃいけなかったんだ。そばに先生がいるって思ったら、
心強くなった。
太宰「よく頑張ったねぇ」
よしよし。先生は優しく頭を撫でてくれた。
「先生…私…」
太宰「ん？」
「何があっても、先生が好きです。」
太宰「…私も。」
なんだか先生の抱きしめる強さが強くなった。
ぎゅぅって効果音がつきそうなくらい。
私の身長じゃ、抱きしめられたら先生の胸にすっぽりおさまっちゃうから、先生の香りを胸いっぱいに吸い込んだ。
幸せ。
先生、大好き…
太宰「ねぇ、2人の時は、Aって呼んでいい？私のことは治って呼んで。」
「い、いいですよ…え、えと、お、お、おさむ…さん…////」
太宰「A、顔真っ赤。かわいい…」
恥ずかしい。
でもあなたの名前を呼べて嬉しい。
世界に何人治がいても、私の好きな治は
あなただけなんだから。
私の好きな人はあなただけなんだから。
お互いを確かめ合うように、
お互いの名前を呼びあった。
少し、恥ずかしくて、
顔を見合わせて、2人とも笑ってしまった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
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あずきいろ
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西 - この方角に福があるはずです
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通行人N - 素直な王道恋愛話はいつになってもいいですね…!!続編に期待しちゃいます… (2018年8月7日 1時) (
レス) id: 4af8f25fc3 (このIDを非表示/違反報告)
彩優(プロフ) - サキノさん» わぁあ、そんなふうに言っていただけるなんて…！！！本当にありがとうございます(*´ч`*) (2017年11月8日 22時) (レス) id: e31a3842a9 (このIDを非表示/違反報告)
サキノ(プロフ) - すっごく面白かったです！夢主ちゃんの行動が一つ一つ可愛い！この作品好きです！ (2017年11月8日 21時) (レス) id: 5a4285e220 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩優 | 作成日時：2017年10月9日 15時
