いずれ愛となる

運命の出会いが壮大だとは限らない　裏３ ページ13

「地形マスターも取って、小屋から正面まで巻き込まずに３台分しながら、それらはほとんど補助なしってどういうことですか？！１回吊られはしましたけど、篠崎さんが救助(無傷)した後もセカンドチェイス延びまくりですし・・・。」
『やっぱり有名なだけありますよね・・・俺もタックルしたの１回だけですし、それですら必要なさそうでしたし。』
「あっ、もうこっち上がります！」
『了解です、後は祭司が・・・。』

ゴーンゴーン

『俺救助行きますね。』
「お願いします！！って、あれ？」

祭司(篠崎)＜動かないで！手伝うよ！

「また祭司が行くみたいですね、任せますか？」
『篠崎さんですし、任せようかな。』
「じゃあ一緒に解読しましょ！！」
『そうですね、どこいます？』
「正面トライアングルです！」
『了解です。』

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結果はあの２人がいれもはや当然と言うべきか、四通からの四逃げで終わった。

「あぁ〜、やっと勝てたぁ〜・・・。」
『ナイス勝ちです、本日初ですよ。』

くれいどさんと会話しながら試合の戦績を開くと、嫌になるほど並んだ負けと分けの文字の上に唯一書かれた黄色い勝利の文字があった。

「まあ、ほとんど篠崎さんと桐ケ谷さんのキャリーのおかげでしたけどね・・・。それとくれいどさんのタックル。」
『いやいや、俺は全然活躍してないんで。にゅるいさんは粘着してたでしょ、あれ結構ナイスだったと思いますけど・・・。』
「いや、多分あれ桐ケ谷さんにとっては必要なかったと思いますよ。「早く逃げて！」チャット打たれちゃいましたし・・・。」
『そういえばそうでしたっけ・・・最後のハッチ逃げも本当に神ってましたよね。』
「アレはもう、本当に凄かった。」

それは俺とくれいどさんと篠崎さんが脱出し終わり、三逃げが確定したうえで、観戦画面で桐ケ谷さんを見ていた時の事。

脱出し終えた直後に俺が観戦画面に入ると、窓を越えたばかりの心眼がハッチがあるのであろうＴ字へと走っていくところだった。

窓越えを積んでいたのか凄い勢いで窓から走り去って行ったは良いモノの、心眼というキャラクターであの距離を走り抜けられるはずもなく、あっけなくハンターに追いつかれてしまった。

「流石の桐ケ谷さんでもここから四逃げはないか」と思いつつも、ダウンするまでは見ておこう、と成り行きを見守っていた時、桐ケ谷さんは数回に渡る旋回を繰り返し決めた後、見事にハッチから脱出したのである。






　

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