いずれ愛となる

運命の出会いが壮大だとは限らない　裏2 ページ12

それに比べ桐ケ谷さんは、２８に誘ったことは勿論、話しかけたことすらもない。

冷静沈着な桐ケ谷さんの性格上「孤高」というイメージがあり、なんとなく誘いづらいのだ。

俺自身の勝手な偏見で誘わないなんて、とても失礼な話だとは思うのだが・・・。

『にゅるいさん、篠崎さんがなんか言ってますよ。』
「あっ、ホントだ。」

篠崎＜にゅるいさーん！ウインナーさん！お久しぶりですー！！

「篠崎さん、相変わらずテンション高いな。ｗｗｗ」
『そうですねｗｗｗ・・・待って、なんで俺だけウインナーなの。』
「まぁ、・・・それはしょうがないっすよ。」
『えぇ〜・・・ｗｗｗ。』

にゅるい＜お久しぶりです！！
くれいど＜ウインナーではありませんが、お久しぶりです。

『っていうか、こんだけやってて初めてですよね。篠崎さん達と当たるの。』
「あ〜、そういえばそうっすよね！うわー、これ動画のネタにさせてもらえんかな・・・。」
『それは伸びるｗ。』
「でしょ〜？」
『あっ、にゅるいさん。桐ケ谷さんが本気になってるそうですよ。』
「え〜、どういうこと・・・？」

救助の篠崎さ＜桐ケ谷が「手抜かずに本気でやる」って言ってますよ
救助の篠崎＜キャリー確定、良かったですね(^^)

「あぁ〜、なるほど・・・顔文字は煽ってるな。」
『煽ってますね。』

まぁでも桐ケ谷さんの事だから、ファスチェ引こうが引くまいが、何かしらの方法で絶対にキャリーしてくれるんだろうなぁ・・・。

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「待って、今チェイス時間何秒でしたっけ？」
『多分、２分ぐらいかと。』
「ヤバくないっすか？」
『ヤバいですね・・・。』

篠崎さん達との試合開始から約２分ほど経ち、残りの暗号機も２台となった。

強ポジ方面から延々と送られてくるチャットに俺もくれいどさんも冷や汗が流れる。

試合開始直後、安定にもを心眼をpickした桐ケ谷さんから送られてきたのは「ハンターが近くにいる！」というチャットで、「おぉ、早速キャリー確定！」と思ったのは良いモノの、桐ケ谷さんのチェイスのし過ぎに(いい意味で)軽く引いている。

「篠崎さんってチェイス補助行ってましたっけ？」
『んー、ずっと解読してた・・・いや、途中院内にワープ作りに行ってましたね。』
「そのワープ、心眼使ってました？」
『院内からのチャットは送られてきてないので、多分使ってないです。』
「・・・ヤバくないっすか？(二回目)」
『ヤバいですね・・・。(二回目)』

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