16ページ よだれかけ ページ16
そしてすくすくと癒衣はそだっていった。
今は首も座ってにこやかに笑ってる。はぁぐうかわ。
「ほら、さーかーたっ。いってみて！」
「うぅー？……さあー」
「あ、いい感じ！」
「？」
何事もなかったかのように首を傾げる癒衣。はぁかわいいい〜。
「も〜、さかた、さっきからずぅーっと癒衣と遊んでるやん。俺も癒衣と遊びたい」
センラは書類に判子を押しながら言った。
「だめだよーだ、最初に喋る言葉は坂田だからね！絶対！」
「ほんなら今からセンラて覚えさせましょうか」
センラが判子を押す手を止めて癒衣の傍に寄った。
「さー癒衣、センラお兄ちゃんやで。最初の言葉は絶対にセンラって言うんや」
「いーや坂田だね！坂田坂田坂田坂田坂田坂田坂田坂田坂田坂田坂田坂田坂田」
「そっちがその気なら、センラセンラセンラセンラセンラセンラセンラセンラセンラセンラセンラ」
「坂田！」
「センラ！」
「坂田！！」
「センラ！！」
「さーかーたぁー！！」
「せーんーらぁー！！」
「お前らうるさい！部屋の外まで聞こえてたぞ！」
顔をひょこっと扉から覗かせたうらたんに怒られた。
ぬん…。
ふと癒衣を見ると、指をしゃぶっていた。
「んあー、かわいいね……」
「ほんま…かわええ……」
「んあー、癒やされるな…」
しゃぶっていた指を口から離すとすごいよだれの量だった。
最近買ったかわいいひよこのアップリケがついたよだれかけもびしょびしょ……。
「よだれの量えぐいな……」
「ほんま…でもかわええ〜な〜」
「んあー、癒やされる〜」
と、癒衣の寝ているベビーベッドを囲んでたら一日が終わってた。
今日の仕事終わんなかった……。
何をしてもかわいいしか思えない。
妹バカの3人であった。
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うさ@Bsc(プロフ) - 初めまして！面白かったです！更新頑張ってください！ (2021年6月20日 23時) (
レス) id: b72b4d2a41 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - 突然すいません！めっちゃ好きです！頑張ってください！！ (2021年3月17日 15時) (レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)
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