2ページ 赤ちゃんの育て方 ページ2
んー、赤ちゃんってどうやって育てるんだろ。
んー。グーグル先生に頼るか。
【赤ちゃんの育て方♡】
まず、用意するもの
・オムツ
・ウェットティッシュ(赤ちゃんの敏感肌に気をつけているようなもの)
・哺乳瓶
・粉ミルク
・全身シャンプー(敏感肌に優しいやつを)
これさえあればなんとかなります。
いや大雑把やん。
けどこれさえあればなんとかなるんやな。
取り敢えず拠点に戻るか。
癒衣を抱いてダンボールを蹴飛ばしながら中にもどる。
両手癒衣を抱きしめてあげるのに精一杯やし。
中に戻るとみんなぽかん……とした顔だった。
「み、みんなお疲れ様？」
どしたの？っていう表情を作って労りの言葉をかける。
「……………坂田……その子もしかして誘拐した？」
書類を見ていたうらさんが、癒衣ことを指差して言った。
「ちゃうわ！誘拐してへん、捨て子や！僕が育てんの！」
(関西弁がエセい)
僕が反論すると、うらさんが癒衣のことをまじまじとみた。
「くっ………で、その子どうするの。マフィアで育てるんだったら相当忙しいぞ」
最初くっ………っていってたんはスルーした。
「あ、育てるのはオッケーなんやね」
「まぁ、な」
ふいっと僕と目を合わせないように言った。僕、というより癒衣と、だと思うけど。
「大丈夫！僕が愛情たっぷり注いであげるんや！もう名前は決めたで！癒衣や！」
「癒衣？てことは女の子か」
「そや！かわええやろ？」
ちら、と癒衣を見たらすやすや眠ってた。疲れちゃったのかな？可愛い…。
「ふーん」
興味ありげでなさそうな返事が帰ってきた。
「取り敢えず、その子育てるんだったらオムツとか買いに行かないの？」
「行くけど今日はもう遅いし」
装飾された腕時計をみれば、いまはもう11時。流石にコンビニ以外空いてないんじゃ。
「あそこは？24時間やってるドラッグストアのアマツキ」
もわもわもわーんと店の看板を思い出す。そういえば看板には大きく24って書いてあったな。
「あ、あそこがあったか！ちょ、今から行ってくるわ」
「んー、俺も行くわ」
「うらさんも？」
「ついでに切らしてた酒買うわ。あそこ安いし」
僕は構成員に言った。
「ちょお車出してくれん？」
ドラッグストアアマツキはここから2キロある。歩いていけるけど面倒だしいっか。
構成員は「今すぐに」といい、外の車へ走った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 217人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うさ@Bsc(プロフ) - 初めまして！面白かったです！更新頑張ってください！ (2021年6月20日 23時) (
レス) id: b72b4d2a41 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - 突然すいません！めっちゃ好きです！頑張ってください！！ (2021年3月17日 15時) (レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
