1ページ 赤ちゃん拾った ページ1
やぁ！皆大好きさかたんだよ！
組織の殲滅が終わり、拠点の裏庭に行く。
あの裏庭には、防犯カメラだけ設置してあるから、うるさい警備員がいないし、何かと居心地が良い。
一人になりたいときは、自分の部屋じゃなく、そよ風の当たる裏庭を選ぶ。
急用がない限り、ここには誰も近寄らないから一人になるには絶好の場所なのだ。
さぁそんな僕の特等場所に、とある奴が紛れ込んでいる。
目の前にいる。そしてめっちゃ泣いている。
ダンボールにちっこい赤ちゃん。
夏だからか、薄い白い布に一枚で包まれてる、赤ちゃん。
めっちゃむちむちでましゅまろみたいな柔肌な、赤ちゃん。
ん？赤ちゃん？
「赤ちゃん！？ええっ！？」
裏庭に響く精一杯の声で叫んだ。
よりによって赤ちゃん！？マフィアの拠点に…赤ちゃん！？
僕のあの声で赤ちゃんはもっと大きな声で泣き叫ぶ。
僕どうしたらええの？
あたふたしながらそっと赤ちゃんを抱いて左右に体をふる。
「よ、よしよ〜し、ええ子だから泣くのやめよ？な？」
薄い布から伝わるもっちりとした肌。
泣きじゃくるその可愛らしい顔。
「かわええなぁ」
すると、ピタッと泣き止んでキャキャッと無邪気に笑う赤ちゃん。
「ん？なんや、喜んでんのか？かわええなぁ自分」
するとさっきよりもっと笑った。
癒やされるなぁ。
そういえばこの子何処から来たん？
赤ちゃんのいたダンボールにはなんも紙とか盗聴器はなかった。
スパイとかそういう類ではないみたいだ。
「そっか、君捨て子なんかぁ」
なんなら
「僕が育ててあげる！！」
両脇に手を入れて高い高いした。すると、首が後ろにがこってなった。
「え、え、なに！？こわいんけど！」
なんかこわくて再び抱き直して僕は赤ちゃんの秘部に手を添えた。
性別把握できないと名前つけられないし。
秘部に手を添えると男にあるモノがない。ということは、女の子なんやな。
「名前は……そうや、癒衣な！よろしくな、癒衣！」
前に読んだ本の登場人物の名前をかりた。
癒衣は一度キョトンとした顔になったが、すぐに笑った。
くっ、ぐうかわぁ…。
ピンクに染められた愛らしいほっぺにちゅっと口付けした。
弾力のある肌が僕の唇を押し出した。
「んふふ、一生守ってあげるからね♡」
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うさ@Bsc(プロフ) - 初めまして！面白かったです！更新頑張ってください！ (2021年6月20日 23時) (
レス) id: b72b4d2a41 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - 突然すいません！めっちゃ好きです！頑張ってください！！ (2021年3月17日 15時) (レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)
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