おとなりさん (ページ45)

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４５ｼﾞﾐﾝside ページ45

「ジミンは本当優しいよな～。俺、ジミンが友達でよかった。」

そう言いながら嬉しそうにする。

「...俺も、テヒョンが友達でよかったよ。」

「わ、俺ら褒めあっちゃってる！？ちょっと恥ずかしいね」

ふざけてるのか、きゃー！と言いながら手で顔を隠している。

「...テヒョンの事、わかってくれる人、絶対いるから。今すぐに好きな人、見つけなくていいよ。自然とあの子いいな、気になるなって人が出来ると思うから。」

ふざけたテヒョンに真面目に返したら

「...え。俺、ジミンにときめいたんだけど」

と真顔で言うテヒョン。

「...ごめん、俺が好きなの女の子だから(笑)」

と答えて、二人して笑った。

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「なんか俺、あの時めっちゃ真面目に語っちゃってたわ。恥ずかし...」

一人でボソッと呟きながらベッドに寝転ぶ。

今の事務所の練習生になってから、デビューするまできつい練習や指導をうけて忙しい日々が過ぎていった。
いや今もテレビの収録だったり練習だったりでめちゃくちゃ忙しいけど。

テヒョンも俺も忙しすぎて恋愛ところじゃなかったから、結局本気で好きな人はいなかったんだと思う。

「...本気になったのがAかぁ...」

あの子はテヒョンの事を「何を考えてるかわからない事もあるけど、自分の事より人の事を考えられるすごく優しい人」って言っていた。

「なんでわかるの？」って聞いたら「ん？メンバーと一緒にいるテヒョンをみたらわかるよ。こんな私にもすごく優しいし。」と笑ってて。
「というか、ジミンもメンバーも、皆優しいよね！」って。
すごく嬉しそうに話すから、こっちも嬉しくなった。

その時に、テヒョンの事をわかってくれるのはAなんだろうなって思ったから。

「テヒョンがAを好きになったなら、もう応援するしかないでしょ～！」

俺は友達の為なら何があっても協力しよう、と決めた。