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「はい!」
と渡されたのは残り半分になったデザート。
「あ、ありがと」
「Aのも、半分こでしょ?」
そういいながら、自分の膝に肘をのせて頬杖をつき私を見る。
...ナニコレ。めちゃくちゃかっこいいんですけど。
あー。テヒョンはアイドルなんだった。普段とのギャップがすごくて忘れてしまう。
なんか、彼女になったのかなって...錯覚に陥るよね。そんなのあり得ない話なのに。
今、こうやって仲良くしてもらってるだけで本当奇跡みたいなもんだから。
そんなことを考えて悲しくなったけど「うん」と答えた。
半分食べたデザートを「はい、テヒョン」と渡すと「ありがと。こっちも美味しそうだね」って言って大きい口で頬張る。
それを見てやっぱり可愛いなと思いながら、テヒョンから貰った半分のデザートを一口食べた。
ん、こっちも美味しい。
美味しいし、嬉しいはずなのに...余計なことを考えたせいで少しだけ気分が下がってしまった。
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作者名:おぐり | 作成日時:2017年10月24日 13時