23 ソナside ページ23
「疲れた...」
ため息を吐きながらスマホを見ているとカトクのメッセージが。
「あ。ジョングク君」
メッセージの内容はAの連絡先を教えてというものだった。
黙って教えるのもな、と思ったのでAが起きるまで待つことにした。
「明日休みでよかった」
時計を見ると23時。明日は私もAもお休みだから、家も近くだし急いで帰らなきゃいけないってことはないし。
に、しても。まさか、部屋が隣だとは。
ジミンさん、ジョングク君...それも教えてほしかった。
勢いでテヒョンさんに「Aのそばにいてもらえませんか」とか言っちゃって。
...ちょっと強引だったけど、断られなかったからやっぱりAの事は気になってるのかな。
答えるのにちょっと悩んでたけど。
「というか、大人気アイドルに気に入られてるAってすごいわ。」
私はもともと防弾少年団のファンではないから「きゃー!」とはならないけど、さすがにかなり有名で賞も沢山もらってるわけだし、びびりはする。
ファンにバレたらひとたまりもないだろうし。
「ほんと、Aもこんな気持ちだったのかなと思うとなんとも言えない...」
寝ているAをチラッと見ながらつぶやいた。
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作者名:おぐり | 作成日時:2017年10月24日 13時