むそじ あまり ふたつ ページ14
『…、ｯは…』
起きたら知らない天井…じゃない。
ここは蝶屋敷か…
寝起きのぼーっとした頭をなんとか回転させて
ここにいた経緯を思い出した。
『ああ、上弦の陸と戦って…ここに運ばれたのか。』
意識が戻った時に手が握られていたり、側に誰かがいる…
なんてことはなく誰もいない個室で1人目を覚ました。
『なんか…とっても長い、懐かしい気分だ。』
お兄ちゃんは…おそらく任務だろう。
柱であるし、きっと私に構う暇はない。
『暇だし…鍛錬をしようか。』
ーーー
『423…424…』
神「どなたですか！
患者のいる病室で素振りをして、いる…のは。」
『あ。』
ハキハキと喋る神崎さん。
相変わらずお元気なようだ。
神「…伊黒さん。
伊黒さんは怪我人です。
しかも暫く意識不明だった重病人。
それでいて、目を覚ましたばかりです。」
『………ハイ。』
神「何考えてるんですか！！」
『…スミマセン。』
そのあと神崎さんに小一時間ほど説教を食らった。
・
神「…まったく、貴女が怪我を悪化したら蛇柱様が怖いんですから！
…にしても今日は遅いですね。」
『…遅い？』
神「ええ、貴女が目を覚さない間、ほぼ毎日お見舞いにいらっしゃってましたよ。」
…お兄ちゃんが？
柱のお兄ちゃんが、私のために、任務の間を縫ってお見舞いに？
『…どうしよう。』
＿＿すごく、嬉しい。
ﾄﾀﾄﾀ…と
遠くからおそらく2人ほどの足音が聞こえてくる。
神「あぁ、本日もお見えになったみたいですね。」
ということは、2人分の足音はしのぶさんとお兄ちゃんのか…
『…お兄ちゃんとしのぶさんにお礼を言わないと。』
どれくらい目を覚さなかったのか、詳しく聞いていないが、随分と長い間蝶屋敷にお世話になっていたようだし。
神「それなら恋柱様にも言った方がいいかもしれませんね。」
『………え？』
ｶﾞﾗｯ
伊「…A！？意識が戻ったのか！！」
甘「ｯAちゃんｯ、よかった…！」
入ってきたのは、しのぶさんとお兄ちゃんなんかじゃなくて、
『…ｯ！』
＿＿お兄ちゃんの横にいるのは、甘露寺さん。
神「恋柱様もほぼ毎日、蛇柱様と伊黒さんのお見舞いにいらっしゃってましたから。」
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見知らぬ猫 - 自分的には�，�いいです。 (2023年3月21日 12時) (
レス) @page40 id: 9c10c18c2c (このIDを非表示/違反報告)
御白灯花(プロフ) - �，�いいです (2023年2月13日 13時) (レス) @page40 id: 0bf28ac5be (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 受験合格ほんとにおめでとうございます！！！！私的には1か3ですかね、、、私は主様の作品ならなんでも好きなので何番でも嬉しいです(？) (2023年2月13日 13時) (レス) @page40 id: 98c132f21e (このIDを非表示/違反報告)
カナデ(プロフ) - みおさん» きゃー、愛されちゃいました笑。応援ありがとうございます！あと正解を叩き出してくれて嬉しい限りです。読者様を泣かせることができて書いた甲斐がありました〜笑 (2023年2月13日 1時) (レス) @page39 id: d6342d80f2 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 受験頑張ってください！！夢主の伊黒さんへの恋心に気付いていたのは善逸ですかね…結構自信ないです笑改めて完結おめでとうございます！！！主様も作品も愛してます！！ (2023年1月2日 18時) (レス) @page38 id: 98c132f21e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カナデ | 作成日時：2020年5月2日 14時
