・ ページ20
『それね〜、後輩ちゃんにもらった！いいでしょ〜！』
後輩は男しかいないって前言ってたじゃん…
「あ、いや…うーん…」
なに、なんでそんな普通なの。
男から貰った手紙を彼氏にそんな嬉しそうに見せるもん？？
え、俺がおかしいの？俺たち付き合ってるよね？？
『私が誕生日だったからお手紙くれたんだけど、今度お昼一緒に食べることになってさ、どこ行こうかなーって思ってて！』
飯まで一緒に食うの？おれがいるのに？？？意味わかんないんだけどほんと。
誕生日当日は俺と一緒にお祝いしたから後日にズレたんだろうけど、それって行かなきゃダメ？？？
楽しそうにカフェの店名を色々と言っているAさんをいつもは可愛いと思えるのに、今日はイライラしてしまって、話を遮った。
「ねぇ、俺で遊んで楽しい？？俺ってAさんの中でそんなもん？」
目を大きく開いたAさんは、珍しく話に割り込んできた俺にびっくりしたんだろうな。
『え、なに、どうしたの、？』
「確かに俺が押しまくって付き合ったけどさ、俺のこと好きじゃないならフッてくれれば良かったじゃん。
好きな人が自分のことだけ見てくれないツラさとか、Aさんに分かる？
わかんないよね。ずーっとモテてきて、男途切れたことないんでしょ。祐希さんに聞いたもん俺」
傷ついて今にも泣きそうになってるAさんを睨み付けるように見ると、悲鳴みたいな細い声を出して後退りしてた。
『あ、ちが、そうじゃなくて、』
もういいや、俺のことだけ好きでいてくれないAさんなんて欲しくない。
そう思って、抵抗する細い身体を無理やり抱き上げて寝室に向かう。
『ねぇ、ちょ、やめて！話聞いてよ！』
「聞く話なんてないでしょ。浮気するAさんなんて嫌い」
押し倒して上からAさんを見下ろすと、目の横を重力に従って落ちる雫が見えた。
最初に見る涙は、嬉し涙が良かったのに。
でもAさんが悪いよね。
「俺だけ見てくれないなら、
俺しか見れないようになるまでちゃんと教えてあげるね」
抵抗する体躯を押さえつけて無理矢理キスすると、Aさんは全部諦めたみたいに全身の力を抜いた。
なんだ、好きにしていいのか。
じゃあ、遠慮なく。
「ねぇ、好き、大好き、俺だけ見てよ」
ーーー
続きをPrivatterにアップしましたので、お時間あればぜひ💘
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 372人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
白桃ストライプ(プロフ) - おもちさん» コメントありがとうございます🍀✨何も決めてない状態で見切り発車して書き始めたので、これからどうなるか分かりませんが、お楽しみに👼💞 (3月11日 9時) (
レス) id: 6be60fffa2 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 小川さん！！！大好きなのでめちゃくちゃ嬉しいです、、！！！ありがとうございます！！ (3月11日 0時) (レス) id: ff74e4b045 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：白桃ストライプ | 作成日時：2024年3月10日 23時
