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「ねぇ、Aちゃんなんか変わったね」
目の前でナンをちぎってカレーをつけながら食べてるAちゃんは無防備で、コート上でキリッとしてた面影は一切ない。
『...メイク変えたからかな。どう？このアイシャドウ』
「メイクももちろん可愛いけど...」
『これね、彼氏が買ってくれたの。嬉しかったな〜』
お店に入る前に寄ったパウダールームで幸せそうに化粧直しをするAちゃんを見たから、きっとファンデーションもだろうなっていう検討もついた。
「なんか、雰囲気がやわらかくなった。小さい時みたいに」
『あー...なんだろうね。うん、そうだね』
「今の彼氏さん、上手くいってるの？」
食べ終わって水を1口飲んだAちゃんは、ナプキンで指先を拭いてからスマホをつついた。
『...上手く行き過ぎてて怖いレベル。
めちゃめちゃ忙しい人でさ。
連絡する余裕無くてもおかしくないのに毎日連絡くれるし、
迎えに来れる日は迎えに来てくれる。
私の大事な物は大事にしてくれるし、ありのままを愛してくれる。
パンケーキとか食べる可愛いだけの私じゃなくて、カレー食べたがる普通の私を好きだって言ってくれる。
なんか、今まで取り繕って頑張って恋愛してたのがバカみたいに思えてくるレベルのいい人なんだよね笑笑』
愛おしそうに見たスマホの画面には、過去にとったであろうツーショットが写ってた。
ブランドのロゴが入ったお揃いのキャップを被っててお相手の顔は見えなかったけど、背は私と同じぐらいっぽい。
『学生時代は焦り過ぎてたのかも。
私がバレーしてる間に周りの友達に彼氏が出来て、一緒に色んなことしてるのが羨ましかった。
大学では夢があったから一直線で、片手間に恋愛してパンクしてた。パンクしてるの気づかれてどんどん振られるし。
でもね、今になって思うんだよね』
「なに？」
『歴代の彼氏がマシな人だったら、そのまま結婚してたかもしれないじゃん？
だから...歴代のクズみたいな男と付き合いまくってたから私は今の彼と出会えた。
この人生で良かったって思ってる笑笑』
「...バレーやめたって聞いて、これから何してくんだろうなって気にしてた。 まったく心配なかったね笑笑」
Aちゃんが成徳に行って優勝したから、私も成徳で優勝しようって思った。
Aちゃんがボールを必死で追うから、私は全力で応えようって思った。
もう1回、Aちゃんとバレーしたいな。
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白桃ストライプ(プロフ) - おもちさん» コメントありがとうございます🍀✨何も決めてない状態で見切り発車して書き始めたので、これからどうなるか分かりませんが、お楽しみに👼💞 (3月11日 9時) (
レス) id: 6be60fffa2 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 小川さん！！！大好きなのでめちゃくちゃ嬉しいです、、！！！ありがとうございます！！ (3月11日 0時) (レス) id: ff74e4b045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白桃ストライプ | 作成日時：2024年3月10日 23時
