どうも、私が海です【ワンピース】Part1

可愛い息子 ページ29

宴も終わり、船で起きているのは私だけになった


「おい」


いや、私以外にもいたようです←

『なんだよ〜
わたしゃ今、感傷に浸っていたんだが？



…エースくん』


「お前、ゴールド・ロジャーについて詳しいんだろ？

教えろ」



えーー…
これって
頼まれているの？
脅されてるの？

顔怖いよ？←


ゴールド・ロジャーねぇ…


『なんで、そんなこと聞くの？』

「そ、それはだな…」

『なーんちゃって、知らないとでも思った？
あなた、ロジャーとルージュの息子でしょ』


「…あぁ、そういえばお前は海だったな

じゃあ、俺の今までの人生を知ってると踏まえた上で聞く




俺は、生まれてきてよかったのか？」









『え、知らないけど？』



「は？」


さらに顔をしかめるエースくん

だから顔怖いって←




『私がそんなこと知ってる訳ないじゃん

ほら、白ひげさんも言ってたじゃん？

「そんな小さいことで悩んでんのか？」「人間みな海の子だ」「どうするのかはお前次第、昔のことよりこれからのことを考えろ」


ってね？


最後のは私が言われたやつだけど、あなたが生きる答えほしがるならこの言葉、参考にしてみれば？』


「…」






『…海の私だから、人間とは価値観が違うのかもしれない。

でも私はロジャーのことを恨んでなんかいないから、息子のあなたが生まれないほうがよかったなんて思わないよ？

むしろ、海賊時代と呼ばれる時代を作って海をにぎやかにしてくれたんだから感謝してるわ！

それにあなたはあなた、ロジャーはロジャーでしょ？


私に言えることはこのぐらいだけど、こんなことを思っている人がこの世の中にはいるってことを覚えておきなさい』



こ、こんな感じでどう？

母なる海として調子乗っちゃって偉そうなこと言っちゃったけど…←



「…そうか
ありがとな」



なななな！！！？？？
さっきまで怖い顔してたのに急にデレてきた！！？？


『…っ可愛い息子めーー！！！』

「うわ！お前何すんだよ！？
ってか俺はお前の息子じゃねーー！！」



可愛すぎて頭撫でまわしました←

早幾日が過ぎました→←空気をぶち壊せ…た？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す