たくさんの愛 2 【 ホシ 】

彼奴 ページ33

『オッパぁっ、。っ、すにょん、が、』


HY「っ、ああ。」








ホシは、





Aが来る前には襲われていて、

決して動ける傷じゃないのにも関わらず、自分を犠牲にしてAを守ってくれた。

















＿Aは絶対俺が守ります。＿


頭にそれが過った。












以前、

Aにどうして、ホシくんの交際反対しなかったのかと聞かれた。





正直俺はAが1番大切だ

こんな見ず知らずのアイドルに渡せるわけが無い



もともとAに近づこうとする男はたくさんいた。

俳優、アイドル、国の偉い人、あらゆる男が自分の知名度、権力などを利用してAにアタックしていた。




どこも触られる訳にはいかない
傷つけられるわけにいかない

俺はその度にAを、守り続けた。






護身術も学んで、

筋肉も付けて、






今では狂犬やら、鉄壁やら、おかしな名前で呼ばれる始末





当の本人は、好意を向けられても気づきもしないし、
誰かを好きになることもなかったはずなのに、









＿ホシくんがね！＿






＿ホシくんー！＿











いつしかそいつの名前ばかり出すようになった

Aをこんなにさせる奴。





どんなやつか見定めてやろうと思っていた

どうせ大したことない
こいつが可愛いからとかで言いよったんだろ





会うその時までは、全くといいほどいい印象では無かった。







でも、何一つ違った。







自分の人気も掲げず、常に新人のようで。
凛々しさも、強さもあって


全てに一生懸命だった。



Aに沢山の愛を注いで、笑顔が絶えなかった


ホシから出されるAの顔は俺が見たことが無いものばかりで、ああ、Aにはあいつが必要だって

それをAが求めていて、


俺は認めざるおえなかった。












＿Aは絶対俺が守ります。＿

あの時に交わした約束。



















ホシ、ありがとう。

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