たくさんの愛 2 【 ホシ 】

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『ありがとうございましたー！』

やっとのことで仕事が終わってすぐさまホテルに向かってもらった





警護の人もロビーまで送ろうとし、降りようとしてたけど、流石にこの時間だし遠慮した。


私にずっと着いてくれて疲れてるだろうし早く帰って休んで欲しい。










【すにょん！もうちょっとで行くね！】



＿＿＿

あれ？

いっつもすぐ返ってくるのに、




シャワー浴びてるのかな？









少し疑問が残りつつも、早く会いたい一心で弾む足取りで部屋へ向かった



















『すにょん！ただいま！』





……………。








＿A〜〜〜〜！おかえり！＿



っていつもみたいに駆けつけてくるかと思ったのに












『すにょーん？、』

扉から真っ直ぐに伸びる廊下を歩きながら名前を呼ぶ。





Aーって声も聞こえない。

ひょっとしたらまだ帰ってないのかも








全ての部屋を探してもすにょんは見当たらなくて

最後のリビングを覗いたそのときだった



『すにょん？』



















『、？』



ソファーの前で立つ高身長の男

後ろ姿しか見えないけど、明らかにすにょんではない



友達かな？なんて思ったけどそういうんじゃなかった



















︎︎ ︎︎︎ ︎︎︎ ︎













「あれ。おかえり。」









『っ、！』










片手には握り締めて萎れた赤黒い薔薇

誰々かわかった途端一瞬で全身の血の気が引いていった。












なんでここに、？

すにょんは？



















『なんで、っ』








「探すのに苦労したんだよ〜〜？」

「俺の事大好きとか言ってたのに逃げちゃうんだもんㅋ」



















誰かっ、








すにょんっ、、っ





すにょんっ、。！















「あー。助けに来ないよ？誰も」



















「だって、



ほら、ここに居るもん。」



















まさかと思い、


震える足で、正面に回った。
















『え、。』

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