たくさんの愛 2 【 ホシ 】

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ホシside










最近Aに元気がない

何か隠してることは分かってた。





悩んでるみたいだけど、どうしてか頑なに話そうとしない
無理に笑ってるようにしか見えないし、体調もいいとは言いきれなかった。



















HS「ねえ、なんか隠してない？」



『、』



HS「俺に言えないこと？」



問いただしても今みたいにだんまり

ただ、Aが日に日に小さくなってくのが目に見えて、
何も出来ないことが悔しい



















HS「A、」



















・




言わなきゃ。






大丈夫。

何回も練習したし、














スニョンの為。












『、すにょあ、、っ、』












HS「うん、」










『あ、のね、






声が震える、


練習の時なんてスラスラと言えたのに
本人を前にすると覚悟が全部崩れていきそうで。





スニョンが発する声もその顔も優しいところも全部、全部












別れよう。』

大好きだよ。



















いいんだ。これで。





HS「、」



『嫌いなの。』

好き。





『ヘラヘラしてる顔も、お節介なところも』

いつも笑ってくれる顔も優しいところも











『全部』














もう涙がすぐそこまで来てる

今優しいことを言われたらもう止まらないと思う






このまま私のことを嫌いになって。









お願いだから。


















HS「なあ、」



















HS「なんで嘘つくの」














『う、嘘なんかじゃないから、本気なの』







お願いだから、！

私を嫌いになって、！！









HS「こんな顔でまだそれ言うの？」




HS「俺にはそうは思えない。」









だめだって、

HS「別れないよ。」





『なんで、』






HS「なんでって、大好きだし」













『なんで、っ、なんで、嫌いになってくれないの、！？
嫌いって言ってるじゃん、っ、、！』






我慢してた涙ももう無理っぽくて、視界が揺れる











HS「うん。」


そんな私を見て、真っ直ぐに抱きしめた









『っ、はなして、！や、！、嫌い、！大嫌い！』



私が何を言っても "うん。ってひたすらに受け止める



















『ばか、、っ。だめなんだって、、嫌いになってよ、』













それでもスニョンは私を離そうとはしなかった

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