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練習室だという部屋が近づくにつれて、キュッキュッとスニーカーが擦れる音が大きくなって言った。
そのままマネージャーさんの後ろについていき、みんながいる練習室にお邪魔した。
入った瞬間部屋中の熱気が一気に体を包んだ。
こんな暑い中でみんな練習を毎日してると考えると尊敬で本当に頭が上がらない。
みんなは、練習に集中しているようで私が来たことには気づいておらず、いつもとは違う熱の入ったみんなに新鮮さを感じた。
でもやっぱり、
その中でも目を引くのがジフンだった。
中学生の頃、1度ジフンのダンスを見せてもらったことがあるが、あのころとは比べ物にならないくらい上手になってて、表情までにも気を使っている。
"アイドルだ"
そう思う他なかった。
私は、そんなジフンを前に少し泣きそうになった。
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_____はい、終了!お疲れ様なー
YS「ぐはーーーー、、終わったあ、、」
JK「あーーーー、、、、、、、、」
HR「しぬ、、」
終了の合図がすると、みんな一斉に床へ倒れ込んだ。
あんな激しいダンスをしながら歌を歌うってすごい苦しいはずなのに、それを何度も何度も繰り返すなんて私じゃ想像もつかないくらい大変だと思う。
見ているだけの私でもその過酷さがひしひしと伝わった
「はあ。、水、
……………………………お?!?!!?!!?!?!
は?やー!!!!!!!!!
何なんでいんのお前!!」
ジフンのデカい声が練習室に響き渡った。
それにみんなが驚いて次々と私に気づいては目をまん丸にする
ジフンの声がデカすぎて私も同じような顔をした
『お疲れ様。』
「やーー、いつからきてたんだよ。てか来てたなら教えろよ。やーー、、まじで、何してんのほんと」
『声掛けたら邪魔になるかなって』
「なるわけないじゃん、、。いつからそうしてたの」
『うーん2時間前かな』
「うわ、まじ?飽きなかった?」
『ううん!すっごく面白かった!』
「まじ?良かった。」
『ジフン上手になったね』
「、うん。」
『うわ、!なに〜〜〜笑』
ジフンは少し嬉しそうに笑って、私の頭をぐしゃぐしゃに撫でた。
「あ、そうだ。来週、俺らライブあんだけど
お前、見に来いよ」
『え、?』
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作者名:しゃ | 作成日時:2024年3月26日 21時