qkの小説-2

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保冷剤をタオルに包んで持ってきて、伊沢さんに渡す。

伊沢「サンキュ〜」

川上「いえ…」


若干の沈黙。

…伊沢さんは何故急にピアスを…？


伊沢「川上はこれがストレス発散になってるの？」

川上「え」

直球に聞いてきた。

伊沢「俺もさ、最近ちょっと忙しくて結構ストレス溜まってたのね」

川上「…」

確かに、伊沢さんの最近のスケジュールは今までにないくらい多忙だ。

伊沢「川上のストレス発散法で楽になるかなーと思ったけど、痛みに弱い人はダメだねこれ」

川上「…」

伊沢「…川上はさ、人に頼るってことを知らないんだね。だからこんなことをしちゃうんだ」


少し、グサッときた。


伊沢「責めてる訳じゃないよ。ただ川上に頼っていいんだよ、って言っても頼らない、頼れない理由が分かったし」

川上「頼、れない理由、ですか」

伊沢「うん。今まで自分で何とかしようとしてきたから、他人に頼るやり方を知らないんだよ」

少しの沈黙、そして

伊沢「だから何かあったとき自分を傷つけてしまう」

川上「…」

伊沢「俺、そんな頼りない？」

川上「そんなことっ…」

伊沢「怒ってるわけじゃないんだよ。俺はただ、川上にもう少し楽して欲しいだけなの」

川上「っ…」

伊沢「もし俺のことが嫌いでも、何かあったら自分を傷つけてしまう川上を放っておけない」


もしかしたら、今日は心が限界を迎えていたのかもしれない。
伊沢さんの言葉を聞いて、涙が止まらなくなった。



伊沢「少しは俺の気持ち届いた？」

川上「…はい…」

伊沢「全員に頼れとは言わないからさ、せめて俺だけにでも頼る習慣をつけなよ」

川上「頼って、いいですか」

伊沢「もちろん。」

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更新遅くなって大変申し訳ありません………

お久しぶりです。okaです。

リアルが忙しくてこちらに来る時間がありませんでした…(いや、あったのですが睡眠に回してしまったりネタが思い浮かばなかったり)

これからも亀更新ですがぼちぼち投稿していきますので、見ていただければ嬉しいです。

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