qkの小説-2

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自分でも状況がよくわからない。

多分真っ先に病院に行かなくては行けないのだろうが、僕は気づいたらオフィスにいた。


伊沢「…あれ、河村さん今日出勤する日でしたっけ」

福良「てか、顔色悪いよ」


僕に気づいた伊沢と福良が声をかけてくる。


河村「ねえこれみて」


そう言って袋に詰めた宝石を出す。


伊沢「えっ、なんですかこれ」

福良「宝石？」

河村「これ、僕の体からでてきた」

伊沢「はい？」

河村「これ、僕の体からでてきた」

福良「…何回聞いても意味がわかんないんだけど」

河村「…実は今朝…」


僕は2人に今日あったことを説明する。


福良「説明聞いてもちょっと信じれないけど」

伊沢「とりあえず調べてみましょう」

福良「てか病院行った方がいいよね」

河村「うん、でも何科に行けばいいのかわからん」

福良「確かに」


伊沢「…宝石吐き病」


福良「あ、病名分かったの？」

伊沢「多分…でもこれ」

福良「ん？」


ちらっと福良が伊沢のパソコンを確認する。


福良「…」

河村「え、何、どした」


伊沢「河村さん…」


僕の方にパソコンを向ける。


そこには宝石吐き病について書かれてあった。



宝石吐き病は世界でまだ数例しか確認されておらず、日本にはこれに対応する病院はありません。

この病気は強いストレスなどを感じたときに発症しています。

これにかかった患者は宝石を吐くごとに記憶を失っていきます。




河村「…記憶を、失う？」

状況が把握できない。

福良「ストレスが原因らしいけど、河村最近何かあったの？」

河村「…何か、あった気がするけど、思い出せない」

伊沢「…」

河村「ねぇ、僕、記憶無くなるの？」


僕、河村拓哉は宝石吐き病を発症した。

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