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side.Ryusei
弱点がバレると、しげは途端にジタバタし始めた。
重｢おいこら離せ！｣
藤｢そう簡単に離すわけないやろ。｣
彼の右耳に向かって、ふぅーっと息をかける。
重｢…ぅぅ……｣
小さく唸ると、すぐに全身から力が抜けた。
藤｢あらあら、かわいーね。｣
重｢…だまれあほっ！！｣
悪態をつく姿さえ愛しくて、彼の首筋に顔を埋めた。
微かに残るシャンプーの香りを吸い込む。
(…あかんこれ、止まらへん。)
重｢…やめろやっ…りゅうせ、｣
その声を無視して、抱きしめる腕に力を入れた。
その時、
扉をノックする音がした。
小｢電球貰ってきたで〜｣
重｢こたき！助けろ！発 情.期の変態に襲われる！！｣
藤｢おい、なんつー呼び方すんねん。｣
地味にショックやで。
望はしげの声を聞くとすぐに扉を開けて、遠慮なく部屋に入ってきた。
小｢何してんねん！｣
藤｢痛てっ、｣
俺の頭を引っぱたくと、しげを引き離して言った。
小｢しげ！今日は俺の部屋行って神ちゃんと過ごして！俺はこのアホに説教しとくから！｣
重｢ありがとう小瀧！｣
しげは望に軽く礼を言うと、俺に向かって威嚇するように舌を出してから、神ちゃ〜んと叫んで走っていった。
藤｢あ〜あ、ええとこやったのに。｣
小｢ええとこちゃうやろ！何やってんねん！｣
藤｢…ﾁｯ｣
小｢舌打ちすな！｣
反省の色のない俺を見て、望は項垂れた。
小｢お前がそこまでダメになるタイプやとは思わんかった…｣
藤｢お前のウインクって行動しろって意味やったんちゃうんか。｣
小｢そらそうやけど、方向性がちゃうねん！なんでヤラシイことにしちゃうかなー！？｣
呆れたように叫ぶ望。
…だって、あんなに可愛い反応されたらしゃーないやん。
小｢とりあえず！お前は三段飛ばしくらいで物事を進めすぎや！！流石、今まで恋をしてこなかった男！｣
藤｢…それって褒めてる？｣
小｢貶してんねん！！｣
望は大きくため息をついてから、気合の入った表情に変わった。
小｢…よし！恋愛するとダメ男になっちゃうお前に、この恋愛マスター様が1から10まで手ほどきしたる！！｣
藤｢はぁ？！｣
小｢拒否権はなし！大人しくいうこと聞け！｣
妙に張り切った望は、乗り気でない俺なんてお構い無し。
夜通し恋愛テクニックを伝授されたのであった。
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しげじゅん(プロフ) - はじめまして！コメント失礼します！ とても素敵なお話ですね！いつでもいいので更新してほしいです！完結を楽しみにしてます！！ (2018年1月28日 0時) (
レス) id: 5a906eaa64 (このIDを非表示/違反報告)
キラタ(プロフ) - はじめまして！まだ１６話なのですが、大好きな作品です（；_；）頑張ってください！ (2016年8月20日 16時) (レス) id: 70f0de6510 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎 - 初コメ失礼します！もうコイツら可愛すぎだろ、と毎回更新される度に思います。ちょくちょく出てくるシリアスな場面も私大好きです。健人と重岡の間に何があったのか、これから流星と重岡はどうなっていくのか気になります！更新楽しみにしております(´`* (2016年8月18日 20時) (レス) id: 477d0c9d6c (このIDを非表示/違反報告)
桐山茉莉(プロフ) - 何なんでしょうかこのくそかわいいイキモノ...((( 更新楽しみにしてます、頑張ってください！ (2016年8月17日 18時) (レス) id: e6ae07846c (このIDを非表示/違反報告)
°｡+｡☆らいちゃん☆｡+｡ﾟ(プロフ) - しげちゃん可愛すぎてやばいです！！毎回続きな楽しみすぎてやばいです*\(^o^)/*更新頑張ってさい！ (2016年8月15日 7時) (レス) id: d11b68e20a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤原 | 作成日時：2016年7月31日 8時
