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side.Ryusei
重｢毎晩風呂上がったら流星がおらんな〜と思ってたけど、いつもここにおったんか！｣
藤｢…あ、はは、そうそう…｣
藤井流星、只今大パニック中。
好きな人の話を友人としていたら、まさかの好きな人が登場する展開。
言葉すらまともに出ない。
重｢なあなあ、何の話してたん？？｣
よ、良かった…話聞かれてなかったことだけが幸いだ…
と、束の間の安堵。
藤｢なんも。こっちの話。｣
そう言って、彼の頭を軽くなでた。
風呂上がりの乾かしたての髪が、ふわふわしてて、それだけでまた愛しさが募る。
重｢…なんかうまく丸め込まれた気分や…｣
口を尖らせながら、俺を見上げる表情もパーフェクトにかわいい。
小｢てか、しげはどうしたん？｣
重｢あ、そうそう。部屋の電気が切れてまって、淳太に言いに行こうと思ったんやけど…アイツ、俺が昼間にしたイタズラまだ根に持っててさ〜。話聞いてくれへんの。｣
藤｢それはお前の自業自得やな。淳太にいらんことしすぎやで。｣
重｢え〜。｣
やから、俺に構えばええのに。
とは言い出せず。
小｢なら俺が言いに行くわ。ふたりは先に部屋戻って待っとって。｣
重｢ほんま？ありがとう〜｣
望は俺の肩をポンっと叩いて、ウインクをしてから淳太の部屋へ向かった。
俺たちも部屋に戻り、ドアを開けると想像以上に真っ暗。
夜に雨が降るという予報を聞いて、しげが雨戸を閉めていたらしい。
藤｢うわぁ、ほんまに暗い。｣
重｢これ、なんも見えへんな！おい！流星どこやー！｣
何にテンションが上がったのか、しげがはしゃぎ始めた。
なんも見えてへんくせに、部屋中歩き回ってみたり。枕投げつけてきたり。
俺もふざけ倒してやろうかと思ったが、さっきの望のウインクを思い出した。
(…そろそろアクション起こしたる…！)
りゅーせーどこー？なんて言いながら部屋を彷徨うしげ。
暗闇の中で、その背中が僅かに見えたから思い切り抱きついて、捕まえた。
藤｢こーこ。｣
彼の耳もとで囁くと、抱きしめた体が小さく震えた。
藤｢あんまりフラフラすると、危ないで？｣
重｢…ぉぅ…｣
少しずつ大人しくなっていく、しげ。
藤｢どうしたん。妙に素直やな。｣
重｢…っ…耳もとで喋んなや…｣
藤｢えっ、なに耳弱いん？｣
重｢うっさい！黙れ変態！｣
弱点みーつけた。
今の俺、きっとゲスい顔してるんやろうな。
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しげじゅん(プロフ) - はじめまして！コメント失礼します！ とても素敵なお話ですね！いつでもいいので更新してほしいです！完結を楽しみにしてます！！ (2018年1月28日 0時) (
レス) id: 5a906eaa64 (このIDを非表示/違反報告)
キラタ(プロフ) - はじめまして！まだ１６話なのですが、大好きな作品です（；_；）頑張ってください！ (2016年8月20日 16時) (レス) id: 70f0de6510 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎 - 初コメ失礼します！もうコイツら可愛すぎだろ、と毎回更新される度に思います。ちょくちょく出てくるシリアスな場面も私大好きです。健人と重岡の間に何があったのか、これから流星と重岡はどうなっていくのか気になります！更新楽しみにしております(´`* (2016年8月18日 20時) (レス) id: 477d0c9d6c (このIDを非表示/違反報告)
桐山茉莉(プロフ) - 何なんでしょうかこのくそかわいいイキモノ...((( 更新楽しみにしてます、頑張ってください！ (2016年8月17日 18時) (レス) id: e6ae07846c (このIDを非表示/違反報告)
°｡+｡☆らいちゃん☆｡+｡ﾟ(プロフ) - しげちゃん可愛すぎてやばいです！！毎回続きな楽しみすぎてやばいです*\(^o^)/*更新頑張ってさい！ (2016年8月15日 7時) (レス) id: d11b68e20a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤原 | 作成日時：2016年7月31日 8時
