ヒーロー【MHA】 (ページ3)

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家に帰ると、母さんがバタバタと忙しく部屋を行き来していた。

雷「A！アンタ帰ってきたんなら早くメニューこなして手伝ってちょうだい！」

貴「....はい。」

この家は、母さんと父さんの事務所でもあるため、両親が家にいない、ということはパトロール中や事件がない限りない。

だから私が母さんの繰り出す、メニューや学校の課題をサボろうとすると母さんにはすぐにわかってしまうのだ。

自室に入り、動きやすいジャージに着替えれば、机の上に置いてある新メニューに目を通す。

今さらだが、メニューというのは母さんが私をプロヒーローにするために作った、いわば鍛えるための運動表。

もう、ムッキムキになってもおかしくないくらい、毎日毎日キツいメニューだ。

今日は、腹筋250に背筋250、ランニング3kmに低酸素ランニング4kmか。

充分すぎるくらい、準備体操をしてメニューにとりかかった。

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