第一話 Dreams come true 2 ページ3
ボン、しゅわしゅわ、キラキラ、パフ!
私が通りすぎる度に、実験室内にずらっと並んだ液体が色づき始め、
とても綺麗だった。
そしてそれは店内の奥の次第にまで広がった。
何かの人影がうっすらと見えた。
その人影は書斎机に手を上品に置き、
椅子にゆっくりと腰掛けていた。
「あら?お客さん?」
女だ。女だ。
声が透き通っていて、綺麗だ。
彼女はそうして椅子から
丁寧に立ち上がると、スカートをちゃんと揃え、
私に近づいてきた。
いや、めっちゃ綺麗!美人すぎてヲタク殺しすぎ案件!
銀色と白の間のような、そうでもないような、不思議な髪色である。
そして、私はつい視線を少し下に傾けた。
すると彼女が、さっと胸を手で隠し、
「貴方のお名前は?私はルナ。ここは、魔法属性を調べたり研究したりする所よ。ここで貴方に会ったのも何かの縁。ちょっと寄って行かない?」
と言った。
胸は…………Bか。日本では希少なもんだ。
顔もタイプだし、
『じゃあ、お願いします』
と答えた。←こいつは最低です
「嬉しいわ。じゃあ早速、この席に座ってくれないかしら?」
『はい、ルナさん』
「うふふっ、ルナで良いわよ。」
『じゃあルナ。』
「貴方、極端で面白いわね。」
彼女は私を席に座らせると、薄暗い板に魔法陣を手慣れたように描き、
それを私の手のひらの下に置くと、いくつかの質問をしだした。全部に正直に答えた。
ルナはそして、呪文を囁くように唱えた。
私の手を強く握りしめ、念力を一気に集中させるように目をゆっくりと閉じた。
そして呪文を唱え終えた瞬間、ルナは力強く目を開いた。
すると、
私の手からビリビリしたような、呪いのような、メラメラしたものが出てきた。
『え、これ何ですか?』
と聞いても、ルナはしばらく口をあんぐりと開けていた。
その表情からは、
驚きを含みながらも、今にも微笑みが溢れそうな喜びを強く感じた。
『どうしました?』
するとルナは我を取り戻したようで、
大声で喋り始めた。
「どうしたもないわよ!見てみなさい!魔法属性が3個も混じってるじゃない!これはすごく興味深いわ!あ!手、動かさないで!」
とスケッチを描いたり、リポートを打ったり、電話をしたり、何やら忙しそうだった。
え?これ何?可愛いからスケッチでもしてるの?
え?山賊星?何それなんの星?
第二話 This is power.This is magic→←第一話 Dreams come true 1
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Yuno@Ivy(プロフ) - シナさん» いいけど! (2021年6月5日 14時) (レス) id: 95f52336b6 (このIDを非表示/違反報告)
シナ - Yuno@Ivyさん» シナ「貴方も私の小説に出てきて良いかしら?ほら、無許可でやると違反になる可能性があるから。」 (2021年6月5日 14時) (レス) id: ef666f2ab3 (このIDを非表示/違反報告)
シナ - Yuno@Ivyさん» シナ「私も、小説作ろうかな。」優菜「良いじゃーん。作りなよ。私達も出てくるよね?」シナ「うん!!オリキャラ達もでてくるしYunoさんも出てくるし!」優菜「おぉ〜、ごうかやな!」 (2021年6月5日 13時) (レス) id: ef666f2ab3 (このIDを非表示/違反報告)
シナ - Yuno@Ivyさん» 優菜「おぉ〜!それは楽しみだ。」友梨奈(ゆりな)「私もよぉ〜。楽しみだわぁ。」 (2021年6月5日 13時) (レス) id: ef666f2ab3 (このIDを非表示/違反報告)
Yuno@Ivy(プロフ) - シナさん» ありがと!優菜と友梨奈は一番早く出てくるね (2021年6月5日 13時) (レス) id: 95f52336b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Alice | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Hujosi28283/
作成日時:2021年6月1日 17時