第四.五話 trouble ページ11
ルナside
私はルナ。この魔法属性研究場の店長。
最近、忙しいのよねえ。
彼女、あの3属性のAだったかしら。
彼女が来店して以来、1日に10人くらいの客が来たわ。
強気な女の子とおっとりした女の子、名前は、ユウナ?ユリナ?どっちがどっちだったかしら。
怖いけど面白い無属性の子いたけど、彼女が来てからそうは珍しくないわね。
大人しい男の子とか。
色々浸っていたら、受話器が勢い良くリリリリ!と音を鳴らした。
誰かしら?
受話器を取った瞬間、元気で落ち着きのない声が聞こえてきた。
「聞いてよルナ!あんたの紹介のAってやつ、水属性が増えてた!でもあんたのとこでは3属性って言ってたわよね!?」
それを聞いた瞬間、私の体全体にビリビリっと鋭い電気が走った。
「えええええ!!!!嘘うそ!これは素晴らしいわ!科学と魔法はこれだからタマらない!」
私が叫んだ直後、沈黙が続いた。
3秒くらいした後に、ソレイユの呆れ気味な声が聞こえた。
「ルナ、大丈夫?」
別にちょっと興奮したくらいで大袈裟ね。
「大丈夫よ!……あっ。」
チリーンと涼しげな音が店内に響いた。
「どしたー?」
「お客様よ。ちょっと待ってて。切らないでおいてね!」
もう忙しいったら。折角面白そうなビッグニュースが来たのに。
「いらっしゃいませ。魔法属性を占いに来たのかしら?」
と聞くと、黒いコートで全身を覆った子は小さく頷いた。
「わかったわ」
その子の手を板に乗せたとき、彼女はガッと私の手首を掴んだ。
その後は、ほぼ記憶がない。
ビリビリビリビリ
「グッ、やめて!っくるしい!やめて!」
手がしびれて、魔法が使えない……
No side
ルナはその場にパタリと静かに倒れ込んだ。
ダリア「やはり所詮はこのような程度なのですか。」
その背後には手を叩いて喜ぶ少年?がいた。
?「すごーーい!ちゃんとやってくれたんだね!やっぱりダリアは優秀な僕の下僕だね!」
?「ご主人様のお役に立てて、何よりです。」
2人「作戦成功。」
ソレイユ(電話ごし)「ルナー?終わったー?ルナーー??」
?「うるさいなぁ………」
「ルナー?ルナ[ガチャ]
ガチャン!という乱暴な受話器を切る音が虚しく空気を引き裂いた。
ソレイユside
「ルナー?あっ切れちった……」
どうしたんだろう。忙しいのかな。
「あたし暇なのになー。ルナがいないとつまんないなー。」
どうしたものか。
まっ、インスタ見てれば時間過ぎるっしょー。
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Yuno@Ivy(プロフ) - シナさん» いいけど! (2021年6月5日 14時) (レス) id: 95f52336b6 (このIDを非表示/違反報告)
シナ - Yuno@Ivyさん» シナ「貴方も私の小説に出てきて良いかしら?ほら、無許可でやると違反になる可能性があるから。」 (2021年6月5日 14時) (レス) id: ef666f2ab3 (このIDを非表示/違反報告)
シナ - Yuno@Ivyさん» シナ「私も、小説作ろうかな。」優菜「良いじゃーん。作りなよ。私達も出てくるよね?」シナ「うん!!オリキャラ達もでてくるしYunoさんも出てくるし!」優菜「おぉ〜、ごうかやな!」 (2021年6月5日 13時) (レス) id: ef666f2ab3 (このIDを非表示/違反報告)
シナ - Yuno@Ivyさん» 優菜「おぉ〜!それは楽しみだ。」友梨奈(ゆりな)「私もよぉ〜。楽しみだわぁ。」 (2021年6月5日 13時) (レス) id: ef666f2ab3 (このIDを非表示/違反報告)
Yuno@Ivy(プロフ) - シナさん» ありがと!優菜と友梨奈は一番早く出てくるね (2021年6月5日 13時) (レス) id: 95f52336b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Alice | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Hujosi28283/
作成日時:2021年6月1日 17時