＊＊＊＊＊＊ ページ12
「よし！これで全部かな。」
ダンボール1個。
この中に思い出が詰まってる。
『また戻ってきてね？』
「リナ(笑)会いには来るよ、またね。」
運が良かったのか悪かったのか、
部署を出る時、櫻井はいなかった。
まぁ、そうだよね。
やっと、面倒な部下がいなくなるんだもん。
思わず滲みそうになった涙を、
何とかこらえて、
唇を噛みながら営業部に、向かう。
＿＿＿＿星川！
櫻井の声が聞こえた、、、気がした。
振り向いたけど、その姿は見えなかった。
＿＿＿星川！おい！
こんな幻聴聞こえるなんて、
どんだけあの人のこと気にしてるんだろ。
「星川A！！」
さっきよりもクリアな声に、
足が止まった。
そのタイミングで、
ぶつかるみたいに、後ろから抱きしめられる。
「ひゃっ！？」
「はっ、、、おまっ、、、止まんのおせーよ」
首の前に櫻井の腕が交差してる。
わ、幻聴でも幻覚でもないんだ。
「櫻井さん？」
「、、、行くな。」
「へ？」
「俺から、、、離れていくな。」
ねぇ、ここどこだかわかってます？
ホールでこんなことしてるから、
あっという間に人が集まってますよ。
「あんなのっ、、、」
「え？」
「あんなの嘘に決まってんだろ！」
「え、ちょ、声でかっ、、、」
「A。お願いだから、行くな、、、」
ちょっと掠れた低い声が、
耳元で響いてる。
「お前が、、、」
＿＿＿＿＿好きなんだよ。
、、、好き？
「っえ！？へ！？」
「っあー、もう、うるっせ。」
グイッて両手で頬を包まれたと思ったら、
無理やり後ろに向けられた。
表情を見る間もなく、
ぽってりとした赤い唇が、
私のに重なる。
外野が騒がしいけど、
それどころじゃない。
「っん、、、さ、くらいさ、、、」
「、、、帰って来い。A。」
そんなこと言われたら、
断れるわけないじゃないですか。
しかも、、、キスまでしといて。
「、、、、はい。」
「、、、ニヤニヤすんな。」
「嬉しいんですもん(笑)」
でもまだ＿＿＿
"好き"とは言ってあげない(笑)
「お前！返事は！」
「うーん(笑)」
「ふざけんな。」
『ウラとオモテ』
マーケティング部のエース×おバカな部下
fin next...パターン3『素直すぎるキモチ』
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あおみかん(プロフ) - おかえりなさい (2020年2月17日 0時) (
レス) id: 9882f60633 (このIDを非表示/違反報告)
わかな - あぁ間違えてしまいすいません。頑張ってくださいって言いたかったんです！すいません笑 (2016年10月30日 22時) (レス) id: dd4ccce78e (このIDを非表示/違反報告)
わかな - がください(^-^)楽しみにしてます！ (2016年10月30日 22時) (レス) id: dd4ccce78e (このIDを非表示/違反報告)
稀羅(プロフ) - わかなさん» こんばんは。嬉しいコメントありがとうございます（泣）亀更新ですが、これからもどうぞよろしくお願いします！( ´▽` )ﾉ (2016年10月30日 17時) (レス) id: 02dcb420d8 (このIDを非表示/違反報告)
わかな - こんにちは！この作品読むと超ドキドキします！これからも頑張ってください！ (2016年10月29日 14時) (レス) id: dd4ccce78e (このIDを非表示/違反報告)
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