おかえりが聞こえる幸せ fkr ページ41
現在時刻23時過ぎ。
バイトがようやく終わってなんとか家の近くまで来た頃。
『寒いし疲れたしもうやだなぁ…』
休憩も挟むとはいえ一日に10時間もバイトをいれなければよかった。流石に体に堪える。
バイト先で賄いも食べさせてもらったし、疲れすぎたからお風呂は明日の朝入るとして今日はもう寝よう、一刻も早くベッドにダイブしたい。
『ただいま〜…』
誰もいないはずの部屋に向かってそう言ってしまうのはもう昔からの習慣だろう。いつも挨拶なんて返ってこずに私の声が響くだけなのに。
でも今日は違った。
｢あ、おかえり〜｣
なんてふわふわした私の大好きな人の声が聞こえた。え、疲れすぎて遂に幻聴が聞こえるようになったのかな。
と思いながら部屋のドアをあけると、そこには大好きな福良さんがソファに座っている様子がひろがっていた。
｢バイトお疲れ様｣
なんてふにゃりと微笑みながら声をかけられた。もう脳が働くことを拒否していたため感謝を述べないといけない口は全く別の言葉を発していた。
『なんで、ここに…』
｢仕事早めに終わったから会いたいなって思ったんだ｣
｢大変だったんでしょ？おいで｣
と言って両腕を広げて待っている彼に私はすぐに飛びついた。
『ん〜、福良さん…』
｢よしよし、頑張ったね｣
『うん…でもごめんね、せっかく来てくれたのになんのお構いも出来なくて』
｢Aに会えればいーの、すごい眠そうだしこのまま寝ちゃう？｣
『うん…』
私が答えた瞬間、私の身体が宙に浮いた。
｢このままベッドまで連れてってあげる｣
『ありがとう』
ベッドに優しくおろされる。そしてそのまま福良さんも中に入ってくる。
｢おやすみ、A｣
と言っておでこに優しいキスを落としてくれた彼に安心して私は深い眠りについた。
＊
私が敬愛する作者様に向けて。
届くかは分かんないけど届いたらいいなぁ。
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音穏(プロフ) - まりちゃむさん» 本当ですか！！そう言っていただけて嬉しいです！リクエストありがとうございましたー！ (2020年12月14日 8時) (
レス) id: ec43fdd9d2 (このIDを非表示/違反報告)
まりちゃむ(プロフ) - 音穏さん» リクエスト叶えて下さってありがとうございます。まさにって感じです！笑 (2020年12月13日 20時) (レス) id: 3c5d7a454e (このIDを非表示/違反報告)
音穏(プロフ) - まりちゃむさん» 解釈違いでしたか…。ごめんなさい…。新しい作品を書かせていただきますね！申し訳ございませんがもう少しお待ち下さい…！ (2020年12月10日 7時) (レス) id: ec43fdd9d2 (このIDを非表示/違反報告)
まりちゃむ(プロフ) - 音穏さん» リクエスト叶えて下さってありがとうございます！こっちのバージョンも好きなんですが彼女は年下であまり賢くなくて頑張って伊沢さんが出した本を読んでてそれに気づかない伊沢さんにかまちょされるイメージでした...。 (2020年12月8日 9時) (レス) id: 3c5d7a454e (このIDを非表示/違反報告)
音穏(プロフ) - まりちゃむさん» わー！お返事遅くなってしまいすみません…！リクエストありがとうございます！できるだけ急ピッチで書かせていただきます！ (2020年11月23日 9時) (レス) id: ec43fdd9d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：音穏 | 作者ホームページ：
作成日時：2020年7月21日 21時
