つまらない人生は突如壊れた ページ3
小さい頃私は演技にあこがれた
身体で表現する女優さんも声だけで表現する声優さんも歌声で表現するアイドル、歌手も
すべてに憧れた、そして自分もやりたいって思った
だからママに相談して劇団ひまわりに入れてもらった
沢山努力をした、そしたらたくさん仕事をもらえた
全部全部楽しかった
けどいつからか私の努力は才能という言葉に片付けされた
才能、才能
まるで私は努力してないみたいに言われ始めた
だからなのか
いつからか何もかもつまらなくなった
努力はするけど認められなくて辛くて
最初は楽しかったはずの将棋も料理もスポーツも勉強もつまらない
頑張るけど面白いって思えない
気づけば将棋で全国大会を制覇しまくりアマチュア8段、
気づけば料理はなんでもおいしく作れるようになって
気づけば模試のトップになっていて
何も思い出なんてない
何をやってもどう手を抜いても勝ってしまう、上手にできてしまう
つまらない毎日
こんな私に趣味なんてない
2010年某日
世紀末オカルト学院という作品のことだった
M「本日はよろしくお願いします!」
ある女の子が入ってきた
彼女を見たとき久しぶりに私の鼓動がときめいた
恋の始まりなんてすごいものじゃなく
壊れていた楽しいという感情がまた動き始めた
彼女の演技を見てどんどん魅せられていた
無趣味でつまらないと思っていたことがどんどん楽しくなってくる
その彼女こそ私の推しであるいのりんこと水瀬いのりだったのだ
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作者名:暁@Morte | 作成日時:2022年1月29日 18時