どうしようもなくすき。２【小田島有剣】 (ページ24)

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Episode68 ページ24

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『…え、急に、ですね……』

ここまでくると急に謝られたら疑ってしまう

私性格わる、

ユ「ゆーく…有剣ともほんとに別れたし連絡もとってないの。

…ハッキリ言われちゃって、」

『はっきり？』

ユリちゃんは重々しくゆっくりと話し始めた

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浅間ユリ side

『…意味が分からない』

ふざけた様子もなく、その目はまっすぐ私を見ていた

「ユリが転校してからの2年間、

俺は付き合ってたつもりない」

…理解できない。なんで私が振られてるの？

『、だからゆーくんは私しか好きになれないんだってば！！

もうあの日のこと忘れちゃったの…？』

「…ほんとにそれはごめんって思ってるよ。

でもユリは俺のこと好きじゃないよね」

『え？(笑) なにいって…』

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「…志田や仁川みたいにユリに執着しない俺が気に入らなかったから。」

『…』

「だから、俺がユリから離れられなくなる理由作るために事件起こして、俺が他に女作れなくなるようにしたんでしょ」

『やめてよ』

「俺のことが好きなんじゃなくて、
自分を見てくれない俺を惚れさせたかった

…ねえ、ちがう？」

『…やめてって！！！』

なんで、ゆーくんは全部わかるんだろう

「でも親に転校させられたのは予想外だったみたいだね」

…ここまでバレたなら、これは私の負けだ。

『……はー…ちがわないよ』

「ん？」

『英明とか健三はユリかわいい、ユリこっちきて、って常に可愛がってくれた

…なのにゆーくんだけは私のことなんて気にしないでいっつもふらふらして』

「っはは、そんな時期もあったっけ」

『ほんとに…そう、気に入らなかった』

「へえ～奇遇だね俺も。」

そう言ってあの頃を思い出すように笑う

『…本当に、今までごめ』「まって」

「それ俺に言うよりさ、Aが先」

『、でも…』

「でもじゃねえから。

…今傷付いてるのは俺よりAでしょ」

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ユ「だから…ごめんなさい」

そういうことなんだ…

だからユリちゃんになにされても抵抗できなかったのに…それ知らずに顔面蹴ってさ、…私最低

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