どうしようもなくすき。２【小田島有剣】 (ページ17)

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Episode61 ページ17

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久しぶりに学校に来れた、と思いながら扉を開けると私が出ていったあの最悪の日と変わらない光景が繰り広げられていた

ユ「ゆーくん～」

有「ん～なに」

志「お前らそのベタベタどうにかなんねーのかよ」

ユ「え？だってゆーくんのこと大好きなんだもん」

志「あーわかったリア充は帰れ…」

『…おは、よう』

私の挨拶にみんなが驚いて振り向く

有「、A…！」

ユ「ちょ、ゆーくん？！」

…びっくりした。有剣は私を見るなりユリちゃんを振り払って抱き寄せたから

『…ゆうけん？』

有「よかったあ…久しぶりに顔見れて、」

そう言うと自分でも今の行動に驚いたのか私から離れる

有「…あー、ごめ…」

『あ、いや全然大丈夫、』

ユ「……ちょっと…言ってるじゃん！ゆーくんは私と付き合うしか選択肢がないの！なんでハグなんかしてるの？！彼女は私！！」

沢「…ユリ。」

ユ「はいはいわかってるわよ、正次がその横取り女の味方なのは！！黙ってて！」

『はあ？横取り…？それはこっちのせり…』

仁「あ～落ち着け落ち着け！！」

殺気放ちっぱなしの右腕を仁川に抑えられる

『いいでしょ1発くらい！！！』

仁「だめだって！！アホ！！」

ユ「私は負ける気しないけど？」

『…は？』

負ける気がしない…？

この一言で私の中で何かが切れる音がした

志「ユリ、やめとけって…」

ユ「健三は私が負けそうだから止めてるの？
弱いモノ扱いしないで」

『へえ～…じゃあ私に勝てる自信あるんだ。』

ユ「…当たり前でしょ？ゆーくんの彼女は私なんだから」

『なら勝手にそう思ってれば？(笑)

アンタが失った1年で有剣はちゃんと私のこと好きになってくれたの知ってるから』

首をゆっくりまわして骨の音を鳴らす。

沢「、ばかAやめとけ」

『…黙って沢村』

仁「落ち着けって二人共！な！」

『仁川に何がわかんの？彼女いねえのに』

仁「ゔ…」

志「、っあ～～～小田島もなんとか言えや！」

有「…俺は口出せない」

志「あァん？！？！」

『…それは好きにしていいって意味でとるけど』

志「どうするよ沢村…」

沢「もうだめだ、こうなったらA話聞かなくなるの前もあっただろ」

志「そーだけどよ…」

もはや外野の声は聞こえてない

ぶっ飛ばしたいのは、あの女だけ

佐「…なにしてんだ」

沢「佐智雄…」

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