135話 ページ36
剛 side
女の気配が消えて約２週間。
一度 元のアパートに帰ったが、なにもなくただ静かな部屋だった。
気色の悪い作り置きの飯も、食器を使った形跡もなかった。
剛「光一 髪切らへん？」
光「ん…？髪？」
剛「だいぶ長なったし、前髪なんてもう目ぇ見え
へんやん」
光「あぁ……そうやな…」
そう言って またベットにぐったりと横になる。
シーツに髪の毛が張り付いて、見てるこちらがむさ苦しい。
ただ本人は至って 涼しそうだが。
光「いつ来るん？」
剛「あんな、俺が切ってもええ？」
光「え？剛が？、切れんの？」
そのぐったりとした身体を起き上がらせて、俺を見る。
あぁ 本当に長い。後ろ髪も少し切らなければ。結べるんじゃないか？
承諾を得たあと、道具を持って庭に移動する。今日も快晴だ。
光「……あつ……」
剛「そやな、 光一こっち」
光「おぉ…」
パラソルの下に椅子、それからテーブルにはカシスドリンクを置いておいた。
ちょうど門のド正面に顔を向ける形だが、来る人は事前に決まっているので対策はできてる。
涼しい風がまだあるものの この状態じゃ出られないだろうな。
剛「タオル巻くで」
光「剛は経験あんの？人の髪の毛切る」
剛「昔 小さい子にやっててん。近所のな」
光「へぇ。……それ大丈夫なん？」
剛「大丈夫大丈夫」
光「怖くなってきた」
それでも楽しそうに話してくれる。
声を弾ませて、斜め後ろから見える光一の顔が可愛くて。
白いケープで包んで、正面から光一を見た。やはり にこにこだ。
剛「したい髪型とかあるん？」
光「んー」
剛「調節できるで」
光「いい。前のと同じで」
前のと同じ。
剛「じゃあ俺の好きなようにしてええ？」
光「ん」
伸ばしっぱなしだった髪。
上に少しボリュームを持たせて、下は襟足を少し切る。
髪を切る機会が増えれば 自然に外に行きやすいだろう。
剛「目ぇつむって」
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チョコミン党。(プロフ) - 無言電話080かぁ、携帯やんけ。男の名前沢山あるのも真子ちゃんやってんなぁ…w 光一様、勘弁なさって下さい。私も剛くんと一緒に天を仰いでしまったでは無いですか。女ちゃん絶対まだ来るよな…とワクワクしています！光一様と剛くんの進展具合も凄くリアル…✨ (6月2日 2時) (
レス) @page44 id: 8558ed1b24 (このIDを非表示/違反報告)
チョコミン党。(プロフ) - 女さんの心境あんな感じだったのか…ホス狂感が強くて面白くなりそう。光一様を女性だと思ってる所がこれからどうなるか楽しみ‼︎久々長ちゃん、ジャスチャーは私も無意識に思い浮かびましたw剛くんの興味無い人には塩対応なの可愛すぎます…‼︎ (5月25日 2時) (レス) id: 8558ed1b24 (このIDを非表示/違反報告)
チョコミン党。(プロフ) - 態々返信して下さり有難う御座います‼︎勝手に独り言喋ってたんで迷惑で無いかと不安だったので嬉しいです‼︎見つけた時からこの作品が大好きでめっちゃファンです‼︎これからも応援させて下さい‼︎(〃ω〃)✨ (5月25日 2時) (レス) @page42 id: 8558ed1b24 (このIDを非表示/違反報告)
皐月 - チョコミン党。さん» 小説を読んでいただきありがとうございます。チョコミン党。さんの考察とか心情が面白くて、日々の励みになってます。今後もどうかこの作品をよろしくお願いいたします。 (5月24日 20時) (レス) id: 8e7cef55fe (このIDを非表示/違反報告)
チョコミン党。(プロフ) - 先が長い…剛くん頑張れw いよいよ顔覚えられたの小人的には私も剛くんと同意見ですwこの後あの女性は更に仕掛けてくるのかなあと思ってます…そしてやはり何だかんだ室長が強敵ですね。/最近暑くなったり色々ですので、体調崩されません様に… (5月19日 0時) (レス) @page40 id: 8558ed1b24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：皐月 | 作成日時：2022年7月28日 23時
