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先生が好きな青色 ページ37

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「…お前さ、んな簡単に家に男入れてんじゃねえよ。」
 
 
A「だって、起きたらだれもいなくて…どうせやまも暇だったでしょ?」
 
涼介「理由になってねえ」
 
 
記念すべき(?)夏休み一日目が14時に起きたせいで半日損した気分。11時に「暇?」とだけ送ってきたこいつが暇なんだということはすぐわかった。
 
 
涼介「これ、頼まれもの」
 
A「ありがと」
 
 
コンビニ寄るけど何か欲しいものある? って送ってきたから、ほしいものは100均にしかないものだったから、と 100均まで行かせてごめんね。
 
 

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涼介「ピアス? 開けるの?」
 
A「うん」
 
涼介「なに? 俺にあこがれて?」
 
 
片耳1個しか開けてないくせに何を調子乗ってるんだ、こいつは。
 
 
A「ちがう…、単に、反抗的なやつ、」
 
涼介「…ふうん?」
 
 
適当な相槌を打ちながら、手慣れているように袋から出したそれを、アルコール除菌されたシートですみずみと拭く。話してる間にさりげなく耳まで持ってこられて、気づいたときには時すでに遅し。
 
ガチャンッと耳の奥まで響いて、その音にビックリして変な声が出る。
 
 
 
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A「開けるとき、言ってよ!!」
 
涼介「だって直前で怖がってやっぱやめる、とか言いかねないだろ」
 
A「っそれは、そうかもだけど…」
 
涼介「綺麗に開きましたよー」
 
A「…ありがとう、」
 
 
 
家に来る前に、買ってくれていたらしいピアスを付けてくれた。鏡で確認すると、キラキラ綺麗な青色のピアスだった。
 
 
(先生がこの前好きだと言っていた青色)

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作者名:みずたき x他1人 | 作成日時:2018年11月10日 21時

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