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牛さんのアップリケページ28

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水田先生から料理を教えてもらって2週間弱が経とうとしていたころ、そんなにやらない調理実習がこのタイミングでやることになった、、と、いうことは。
　
　
家庭科教室のホワイトボードの前に立った、かわいいアップリケが付いたエプロンしてる水田先生が、意味深なウインクをしてくる。
　
　
私の班のテーブルにニヤニヤしながら来る水田先生を睨んでみるが、(もちろん)びくりともしない。それどころか、
　
　
水「カップケーキ、川西にやるんやろ」
　
水「愛、込めるんやで！」
　
　
…なんて、いつもよりも気合が入ってて正直あつくるしい。
　
　
　
　
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調理実習が終わったあとが昼休みだから、女子たちみんな固まって階段を下りていくのを、わたしも後ろから距離をとって歩く。だってそれはみんな思うことが一緒だから。
　
　
水田先生に勇気のウインク(?)をしてもらって背中押してもらったからには、って変な義務感と、なんて言われるかなってすこしの期待と。
　
　
　
　

職員室の前には急にスカートをみじかくしだした、かわいい女の子たちがつくったカップケーキは、
　
　
川西先生の手に渡された。
　
　
　
　
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