君の戦法ですか / ken ページ26
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賢「…なんか、最近やけに楽しそうやん?」
水「なんが?」
賢「なんが?〜やなくて、」
水「お気に入りのAちゃん取られて嫌〜になってんねやろ」
賢「べつにそんなんちゃうし」
心なしか水田も、やけど、あの子が毎日放課後、急ぎ足でどこかに行くのが気になってちょっとつけてみた…んやけど、
「……家庭科教室? 何しに?…」
Aちゃん、料理部とか入ってへんやろうし、なんなら部活さえも入ってないと思う。しかも、なんでかはわからんけど避けられてる?みたいやし。
で、なんでやろう?と思った矢先、家庭科教室の中から楽しそうな声がするから、ちらっと覗いてみると水田と、Aちゃんと、秋山先生。
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水「それで水田に聞いてきたん?」
賢「…ん、」
水「自分で聞きーや」
賢「……避けられてるもん」
水「…避けられることしたんやない?」
賢「は?」
水「あ、図星やった?」
賢「…ちゃう、何もしとらんもん。」
水「気づいてないだけやって」
水田はやけに濁すし、俺やって気を付けてあの子には接してるはずやねん。
…でも、そういえば、この前やけに引いたな。
“というかオムライスなら秋山先生のほうが好きやから作ってあげたら?” “………そうですね、”
秋山先生のほうが好きになったとか…? いや〜…。
賢「いや………、」
わたしにだけ好きになる魔法かけて?→←隠し味は…教えないですよ
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作者名:みずたき x他1人 | 作成日時:2018年11月10日 21時