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私を食べてなんて言えないから ページ23

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秋「…それで? 俺にオムライス作ってくれるん?」
A「はい。食べたあとの感想等はいろんな先生の前でお好きなように語っていただいて」
秋「それ自分のハードルも上げてんで?」
A「2回ほど作ったことあるので大丈夫です!!」
秋「2回ぽっちでよう自信満々に言えるな…」
 
 
川西先生への宣戦布告。…ちゃんと料理できる女の子なんだって、分かってもらうための口実として秋山先生を呼んだ。
 
 
 
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秋「Aちゃんのオムライス食うて賢ちゃんに自慢したらいーのね?」
A「そういうことです!!」
秋「は〜〜〜素直なこと」
 
 
放課後、職員室に行くと川西先生はいなくて安心した。強がってはいるがさすがにあの日以来、会うのは緊張してしまう。都合よく秋山先生が、
 
秋「A〜どうしたん? 賢ちゃんはゆずるんとこ行きよったよ? 連れたったろか?」
 
と聞いてないことまでも教えてくれたにも関わらず、ごめんなさい。今日は川西先生じゃなくあなたに用があるんです。



A「秋山先生、用件は後で言うのでとりあえず来てください!」
秋「…は? えっ、」
 
 
家庭科教室の鍵を握りしめ、右手で秋山先生の手首をつかんで職員室を出た。
 
 
 
 
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秋「まあ2回したことあるってだけで卵の混ぜ方慣れとるね」
A「えへへっへへ」
秋「にやけんでいいから手ぇ動かし」
 
用件を結構最短で理解してくれた秋山先生は、私が作業してる間つまらないんだろう、いつもよりも話しかけてくるのが可愛い。

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作者名:みずたき x他1人 | 作成日時:2018年11月10日 21時

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