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いつでも急に ページ14

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林間学校の季節になった。いちばん好きなイベント。
 
 
レクリエーション係になった私は、林間学校の際に泊まる敷地内の森林を歩き回りながらクイズを答えていく、というゲームで使われるクイズの内容を考えて作る係のため、いろんな先生方にクイズの資料として聞きまわることになった。
 
 
まずは水田先生。
 
 
水「水田は学校の先生になる前、どんな仕事してたでしょう? とかな、ええんちゃう」
A「なんの仕事してらしたんですか?」
水「言わん」
A「お、教えてください…!」
水「いち、パイロット。に、料理人。さん、地域のフットサルのコーチ」
A「ん〜〜〜…」
水「お前は悩まんでいいねん。はよノートに書きや?」
A「は、はい」
 
 
 
答えはこのレクリエーションが終わった後に答え合わせの時間が設けられるので、私も知るのはその時かあ。最終的に当てたポイントが多かった班はご褒美に缶ジュースがもらえるみたい。
 

 
 
 
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水「第二問〜。」
A「へ? いや、あの…」
水「二問目行くで〜?」
A「み、水田先生?」
 
 
水「みんなだいすき川西の好きな女の子のタイプはつぎのうち、どれ〜?」
A「えっ……、」
水「いち、おっぱ いが大きい。に、…」


「生徒に変な問題出してんちゃうぞ、コラァ」
 
 
ひとり1問でいいです、って言っても話し続けてしまう水田先生を止めなかったのは、川西先生のタイプの問題だったからで。いつの間にか真剣に聞いてしまっていた、私の視界から入ってきたのは、水田先生の頭を教科書で叩く川西先生だった。
 
 

もどかしいだけ→←ロマンチックには程遠い



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作者名:みずたき x他1人 | 作成日時:2018年11月10日 21時

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