検索窓
今日:16 hit、昨日:0 hit、合計:10,101 hit

ロマンチックには程遠い ページ13

.




窓の前で寝っ転がれるのは最高だけど、こっから川西先生のことを見ていても目も合わなさそうだしまず存在忘れられてそう。生理の影響で鬱になっていると、川西先生がきょろきょろし始めた。誰か探してるっぽい。
 
 
 
隣に居た河井先生が私の方を指差して、川西先生がこっちを向いた。寝っ転がってるう私に、
 
「サボりか」って口パクで言う先生にとてつもなくきゅんきゅんした。
 
「違います」と首を振ると、先生は笑ってくれた。…うう、好き…!!
 
 
 
 
.




良くも悪くも、見学者が私一人だった。周りに誰もいなくて良かった。にやにやしてるのがバレたら恥ずかしくてたまんない。
 
 
授業が終わる5分前、気づいたら川西先生は居なくて、次の授業の準備しに行ったのかなぁと外を見ていると、後ろから頭を撫でられて、吃驚して起き上がると 川西先生だった。 パニックになって、え…どうして…? ってなってたら、
 
 
賢「Aがずっと俺のこと見てたからやん。何か言いたいことあったんかな〜て」
A「それで、…来てくれたんですか?」
賢「ん、でもほんまにサボってたな」
A「違います、お腹痛くて…」
賢「あ、ほんま? 大丈夫?」
 
 
そう言いながら川西先生の手がお腹に這う。びっくりして何も言えなくてされるがままになっていたら、ちいさく「痛いの痛いのとんでけ〜」って聞こえた。かわいいかよ。
 
 
 
 
.




賢「ほんなら、もうそろ教室行っとこうか」
A「先生、次どこの教室?」
賢「え、Aの教室やったと思うけど…あれ、違ったかなぁ」
A「あ、次歴史だ…ふふ」
賢「なにー?」
A「また先生のこと見てられる」
賢「……。」
 
 
 
ほうやね って、先生がよくする困った顔で言われてしまった。
 
 

いつでも急に→←きいろいチューリップ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
28人がお気に入り
設定タグ:川西堅志郎 , アギシュ , HSJ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みずたき x他1人 | 作成日時:2018年11月10日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。