どうしようもなくすき。【小田島有剣】

Episode42 ページ44

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それから数週間、あっという間に今日は退院日で幹部のみんなが病院に迎えきてくれた




…でもやっぱり最初に会いたかったのは、



『ゆーけん！！！』



入院中繋がれていた点滴からも解放された体で走り、
勢いよく飛びつくとニコニコして「おかえりA」って。





佐「今日はAの退院祝いにどっかで飯食うか」


珍しい佐智雄からの誘いに明らかに目をキラキラさせる私たち


『ほんと？！やった！』

仁「いいな！！」

志「今日は用事ねえから俺はいける」

沢「たまにはみんなでな、いいかも」

有「どこいく？けんぞーの奢りでしょ？寿司？」


志「ぜっっっってえやだ」


仁「やっぱラーメンだろ！」


有「まってA女の子だよ？退院祝いラーメンって…」


沢「マックは？」


有「みんな麻雀の罰ゲームで行きすぎて飽きてるでしょ」



志「…じゃあどうすんだよ小田島！！さっきから小言ばっかいいやがってよ！！！」


有「はあ？俺はAのこと考えて言ってんじゃん。
なんでけんぞーがキレてんの？殺んの？」


志「上等じゃねえか殺すぞあ？？」




佐「…てめえらいい加減にしろ」









この騒がしさ、ちゃんと戻ってきた感があって結構好きだったりする









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