【刀剣乱舞】織田の一振

二十振り ページ20

織「長谷部、」

へ「……A」


織田左文字がへし切長谷部に話しかけると、鶴丸国永は、救われた、といったように安堵した


織「もう、いいじゃありませんか
何、そんなに昔のことを気にする事はありません
それにもう、私は、」

あの頃とは違います


と呟いた


へ「……」


へし切長谷部は、数秒考え


へ「……そうだな
鶴丸、次はないと思え」


そう言うと、大広間を出ていった


鶴「あー、やっと終わったぜ！
ありがとな、A」

織「鶴丸は、もう少し言動に気をつけた方がいいですよ」


反省の色もない鶴丸国永に呆れたように言った


織「皆様も、ご迷惑をお掛けしてしまい、申し訳ございませんでした」


織田左文字は、その場にいた男士達に向かって頭を下げた


審「A、気にしなくてもいいですよ
これは、鶴丸のせいであり、長谷部の問題です
Aが謝ることではありません」


織田左文字は、審神者の言葉に複雑そうに微笑んだ


織「ありがとう、ございます
申し訳ございませんが、私は、ここでお暇させていただきます
失礼致します」


織田左文字は、律儀にお辞儀をし、大広間を出ていった

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西 - この方角に福があるはずです

刀剣男士

水心子正秀

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