検索窓
今日:4 hit、昨日:6 hit、合計:76,290 hit

裏切り者 ページ17

┊︎



翌朝


教室の黒板にはあるものが貼り付けられていた。




【裏切り者 は 黒田 そしてまだ他にもいる】




今川「黒田…。」




それを見た今川は、頷きながら意外だといいたげな顔だった。




その様子を武田はしっかり見ていた。





教室に入ってきた織田とA、その後ろから日下部。





日下部「信長君、Aさん。ちょっと、いいですか?」




織田とAは日下部についていき、階段を昇った。








黒田「おぉ信長、生駒。」


そこには、黒田がいた。



A「あぁ、そういうことですか。」


織田「あの張り紙は貴様らの仕業か。」






日下部と黒田、二人の組み合わせで織田とAは勘づいた。





黒田「話が早いな。」






織田「何故、協力すると決めた?」






黒田「野心家ってのはさぁ、負けてる方に手を貸して、名声を得たいもんなんだよ。」






織田「ふ、うつけが。」




黒田はなんとも言えない表情で首を揺らす。





黒田「さ、あの張り紙は残りの裏切り者を炙り出すためのものだ。」




黒田「家康にお前は、なんと言われた。」





徳川『裏切り者は、俺が仕込んだわけじゃない!
全員が、俺にそれぞれ持ち込んできたんだ。』




黒田「つまり、裏切り者たちはグルじゃない。それどころか、自分以外の裏切り者が誰かわかっちゃいない。」



黒田「きっとあの貼り紙を見た時、裏切り者たちは思っただろう。「自分以外にもいるなんて〜!」と。」



黒田「さ、奴らはどうすると思う。」




織田「誰が裏切り者か探し出し、手を組もうとする、か。」





黒田「本物の裏切り者は、必ず俺に近づいてくる。」



カツン



階段を昇る足音がする。

黒田「身を隠しておけ。」



織田の背中を押す様に上に行くように仕向ける。

そして黒田は階段を数段降りてく。



目の前には、



「探したぜ。」




黒田「……やっぱりお前だったのか。」



日下部「どなた?」

織田「シッ、」


黒田からしたら裏切り者は目の前にいるが、日下部からすると相手の顔がギリギリ見えない。



「一緒に、PBB作戦、止めようぜ。なぁ?黒田。」


日下部が体勢を改めると、裏切り者の顔が見えた。








日下部「井伊君!?」

織田「うつけが。」









一人肩を擦りながら、森林の中にあるベンチに座っていた。


それは今川だ。

そして、そんな今川に近づいてきた者がいた。



武田「今川、裏切り者同士、仲良くしないか。」

今後について/作者→←ドブネズミ



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (194 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
759人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ルイ - 私は黒田様推しです☆一途なところがたまらないです! (2022年10月2日 19時) (レス) @page8 id: f3ea07b14c (このIDを非表示/違反報告)
白雪 - 初めまして、白雪と申します。珍しい話の内容で私は好きで楽しく読ませていただきました。無理せずゆっくり休んでください。再開するの楽しみに待っています。 (2022年9月7日 22時) (レス) id: c47909f85b (このIDを非表示/違反報告)
紗奈 - みんな好きだけど、うーん。本多くんと、信長かな? (2022年8月22日 18時) (レス) @page11 id: d7d01d7c2d (このIDを非表示/違反報告)
みみみみみかん - 秀吉推しです!チャラい男が好きなんです♡ (2022年8月22日 17時) (レス) @page11 id: 42d45b3248 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうちゃん(プロフ) - 信長推しです♡ (2022年8月22日 6時) (レス) @page7 id: 85f2758eaa (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:落ち武者 | 作成日時:2022年8月15日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。