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血筋の呪い ページ10

橙side





バン!







橙「……逃げろ!!みんな!!」




「ど、どうした……っ!」






後ずさり、急いでみんなの元へ走って、食卓の机に手を付いた


何事かと目を丸くしたみんなは、後ろを見て更に目を丸くさせる





「き、……きゃあああああああ!!!」




「うわあああああ!!!」





なんやこれ、!何なんや!!

人の色には遠く離れた肌と歪な体に高いから低い身長


沢山の化け物が湧き出てくる。


額には必ず角があって、回らない頭の中で"鬼"という言葉が思いつく



鬼のくせに武器なんかも持ってて、逃げ惑うみんなを嘲笑いながら切って、殴って








橙「はっ……はぁっ……はぁっ…………はぁ………」






呼吸が可笑しい。どうしよう…逃げとるけど、間に合わんかも


嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!こんなとこで死ねるか!!






橙「はぁ…はぁ…はぁ………っああ、!」







足を掴まれて躓く。一つしかない目が俺に笑いかけている


ずるずる引っ張っられて、ぐんぐん距離詰められて

あの大きくとんがった歯がある口が大きく開いた






橙「…はぁっ……嫌やっ……いや、………させるかッ!!」



「ぐっ……かはっ…………」



橙「はぁ…はぁ…はぁ………ぇ…?」








死体が刺していた刀。遊び半分でチラつかせていた短刀

それを思うがままに首筋に刺して力いっぱい引いてみる


すると鬼は、口から血を吐いて真っ直ぐ倒れてきた







橙「……し、んだ?………っ!?」






目の前で玄関から煙が出る。あの場所は、確か、、


釜戸からか何かで引火したんや…!





橙「……親父さん、、?」






そういや、あの人、逃げたっけ?








全速力で走って、縁側から飛び乗り稽古場に向かう


中は次々と焼け果てて、重岡道場の看板も落ちていた



煙たい視界の中何とか探していると、部屋の真ん中で蹲っているくらい大人がいた










橙「……ゲホッ…ゲホッ………親父さん!!」




「……はぁ……あほ…なんで来た!!」




橙「おる思ったんや!!はよ逃げるぞ!」




「………無理や俺は。……さっきので足が折れた。歩けん」




橙「っそれぐらい俺がおぶってく!!」




「あかん!!」








覆いかぶさっていた体の下には、目を瞑ってピクリとも動かない大毅がいた。






.

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??(プロフ) - ニョロモさん» お時間ある時にぜひお願いします!楽しみに待っております! (2022年10月13日 15時) (レス) id: 80715e6f9e (このIDを非表示/違反報告)
ニョロモ(プロフ) - ??さん» リクエストありがとうございます!読み返してみたところ青緑の話って意外と少ない、、?盲点でした!時間がかかってしまうかもですが書かさせていただきます (2022年10月13日 11時) (レス) id: ab8f827638 (このIDを非表示/違反報告)
ニョロモ(プロフ) - ほんほんさん» リクエストありがとうございます!淳太くん結構人気で彼のお話を読みたいという人が多かったので驚いています笑時間がかかってしまうかもしれませんが書かせていただきます🙏 (2022年10月13日 11時) (レス) id: ab8f827638 (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - はじめまして。いつも更新楽しみに読ませて頂いています。抽象的で申し訳ないのですが、りゅかみのほのぼのしたお話を読みたいです、、。2人でお出かけや、お留守番など!!! (2022年10月13日 0時) (レス) @page33 id: 80715e6f9e (このIDを非表示/違反報告)
ほんほん(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます!リクエストで、淳太くんメインの弱り話お願いします!!! (2022年10月12日 22時) (レス) id: 4503b65c6a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ニョロモ | 作成日時:2022年7月25日 17時

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