血筋の呪い ページ9
橙side
橙「おらお前らぁ！遊んでないでさっさと準備しろ！」
「あともう一戦だけ！」
橙「あかん！食器割る気か！ほら、、あれ一人足りへんやん」
「厠行ってから帰ってきてない〜」
橙「はぁ？どこ行ってんねん。はぁ…見てくるから、その間に終わらせとけよー」
「はーい」
「終わったら相撲なー」
どこまでも元気ええことで。草鞋を履いて外に出るため玄関に向かう
初めは大きさの違う四足が真ん中にぽつんと置かれていただけだったのに、今じゃ同じぼろぼろの草鞋が何足も上下バラバラに置かれる
橙「叱られても知らんぞ(笑)」
草鞋の山を跨いで外に出る。外の厠は裏に回らないと行けへんのよな。
……兄ちゃん、か。
橙「ひゃー！かっゆ！」
……城への人手として村の男たちが捕らわれていった俺の故郷
おかんが泣きながら必死におとんの背中を追いかけてたわ
男手が無くなった村では力は格段に落ちて、村を転々として、病気になったり、怪我したり、
村で一番美人の近所の姉ちゃんは、子供を授かったが十分な栄養が身体に届かず、そのお腹の中で命は消えた
長生きで物知りの爺ちゃんは、足を痛めてから皆で代わり代わりで背負っていたが、荷物になるなら置いていけと申告し、次の日自ら命を絶った
どんどん人が死んでいき、引越しの行列は年々短くなっていく
こんな事態も知らずに城下町の奴らは、屋根のある家と、温かい飯を食ってる。そう考えると日に日に怒りが溜まっていった
「だからと言って、盗みをする理由にはならん！」
なーんて、今ならド叱られるやろな。
橙「おーーい、何時まで入っと」
ピチャ
パキ
橙「……………………ぇ……」
厠から俺の足元にまで伝ってくる赤い血
ゆっくり顔をあげると
醜く、おどろおどろしい異形の何かが、
人のはらわたに食らいついていた
橙「……っ、、、ば、化け物？！？！」
.
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??(プロフ) - ニョロモさん» お時間ある時にぜひお願いします！楽しみに待っております！ (2022年10月13日 15時) (
レス) id: 80715e6f9e (このIDを非表示/違反報告)
ニョロモ(プロフ) - ??さん» リクエストありがとうございます！読み返してみたところ青緑の話って意外と少ない､､?盲点でした！時間がかかってしまうかもですが書かさせていただきます (2022年10月13日 11時) (レス) id: ab8f827638 (このIDを非表示/違反報告)
ニョロモ(プロフ) - ほんほんさん» リクエストありがとうございます！淳太くん結構人気で彼のお話を読みたいという人が多かったので驚いています笑時間がかかってしまうかもしれませんが書かせていただきます🙏 (2022年10月13日 11時) (レス) id: ab8f827638 (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - はじめまして。いつも更新楽しみに読ませて頂いています。抽象的で申し訳ないのですが、りゅかみのほのぼのしたお話を読みたいです、、。2人でお出かけや、お留守番など！！！ (2022年10月13日 0時) (レス) @page33 id: 80715e6f9e (このIDを非表示/違反報告)
ほんほん(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます！リクエストで、淳太くんメインの弱り話お願いします！！！ (2022年10月12日 22時) (レス) id: 4503b65c6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニョロモ | 作成日時：2022年7月25日 17時
