血筋の呪い ページ8
橙side
何十人もいる男どもよりも大きい女将さんの声が鳴り響き、その奥から笑顔で飛び出してくる小さい怪獣
小さい子特有の甲高い声で笑い、口周りにはご飯粒をいっぱいつけて走り回ってる
赤「きゃっきゃっ！おかん怒ったあ！」
「今度はなんや、つまみ食いか｣
橙「あの怒り具合、、茶碗二杯は食ったな」
赤「あっ！おとーん！照史くん！」
ぴょんと俺に飛びつき頬を触ってくるのがお気に入りの大毅くん
赤ん坊から変わらず好奇心旺盛な元気っ子に育ち、じっとしてるのを見たことない
橙「何したお前」
赤「なんも！」
橙「んなわけあるかい。口ベトベトやん」
赤「そんなことない！」
橙「美味かった？」
赤「うん。」
橙「食ったやん」
「はよお母ちゃんに謝ってこい。」
赤「いっ！！……ぶぅー」
…ほらな、予想通りの拳骨や
「…照史、あいつのとこ手伝いに行ってくれ」
橙「ほーい。」
暖簾をくぐって台所に立つと、いつもの割烹着を揺らし大根桂剥きをしながら文句を言う女将さん
「まったく…大毅のやんちゃ坊主はどうにかならんのかしら」
橙「ははっ、でもこの家によう合ってるっすよ。元気でぎょうさん笑って。女将さんにそっくり」
「あんたもな」
橙「わぁ嬉し。」
釜戸の前で笑った顔はやっぱり似てる。夕方になりあいつらもみんなで飯を囲む為の準備をしていた
机を出して拭いとけと言ったのに騒がしい声とドタバタ走る音が聞こえてくる。
「……あいつらもやっぱここの子やな。」
橙「そうっすね。ったく、何してんねんな〜」
「様子見てきたって兄ちゃん」
橙「はぁい。……兄ちゃん？」
「んー？ええやろ？あんたのお陰で皆来たんやから。
おおきに兄ちゃん。いつも頼りにしてるよ」
橙「〜〜ッ行ってきます！」
照れくさい照れくさい！！
急に真面目になるからあかんあの人！
歳をとったと皮肉を言うが静かに微笑むその顔は柄にもないがまさに百合の花。
橙「…親父さんが懸命に口説いた訳もわかるわ。」
あの親父さんがむちゃくちゃカッコつけて武術とかを見せびらかせとったらしいで？可愛いとこもあるんよなぁ
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??(プロフ) - ニョロモさん» お時間ある時にぜひお願いします！楽しみに待っております！ (2022年10月13日 15時) (
レス) id: 80715e6f9e (このIDを非表示/違反報告)
ニョロモ(プロフ) - ??さん» リクエストありがとうございます！読み返してみたところ青緑の話って意外と少ない､､?盲点でした！時間がかかってしまうかもですが書かさせていただきます (2022年10月13日 11時) (レス) id: ab8f827638 (このIDを非表示/違反報告)
ニョロモ(プロフ) - ほんほんさん» リクエストありがとうございます！淳太くん結構人気で彼のお話を読みたいという人が多かったので驚いています笑時間がかかってしまうかもしれませんが書かせていただきます🙏 (2022年10月13日 11時) (レス) id: ab8f827638 (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - はじめまして。いつも更新楽しみに読ませて頂いています。抽象的で申し訳ないのですが、りゅかみのほのぼのしたお話を読みたいです、、。2人でお出かけや、お留守番など！！！ (2022年10月13日 0時) (レス) @page33 id: 80715e6f9e (このIDを非表示/違反報告)
ほんほん(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いてます！リクエストで、淳太くんメインの弱り話お願いします！！！ (2022年10月12日 22時) (レス) id: 4503b65c6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニョロモ | 作成日時：2022年7月25日 17時
