妖怪㐂伝、虹の岡［all］ (ページ45)

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神様の落し物ページ45

黄side

どうも、人間の中間淳太です

買い物に誘われて色々店を回った帰り。

雨が酷くなってきて雷も鳴り始めていた

そしたら急に目の前に光が走る、と同時に割れる木

橙「うっひゃー、、怖ぇ…」

黄「今の危なかったな。」

紫「ほんまに、危なかっ……ん？なんかおらん？」

黄「人、ちゃうかあれ！？」

倒れて折れた木の上に寝そべっていたのは、小学生ぐらいの傷だらけの男の子

まさか…雷に打たれたんちゃう！？

俺はその子の近くに走り、体を抱き抱えた

黄「なぁ！返事できるか？！おい！」

青「……っ、、！！」

黄「あっ！濵ちゃん照史！目え覚ました！」

紫「よし淳太、病院に連絡しよ」

黄「わかっ「ぬしさまっ！！」ｷﾞｭｯ

へ？

男の子は、腰元に腕を回してくっついてきた。

もう離さないと言わんばかりにギリギリと力を強めて抱きしめてくる。

黄「ちょ、何か知らんけど、人違いやで？」

青「んーん。ぬしさまや……あえた。よかったぁ」

紫「ぼ、僕？とりあえず手離そか」

青「……。」

それからは何を言っても首を振るだけ。

痺れを切らしてちょっとイラついた照史にびびったのか俺から離れたけど、その後も少しずつ俺らの後をついてくる。

黄「……。」

青「……。」

黄「…あきとぉ」

橙「あかんで淳太くん。うちはペット禁止なんですから」

黄「でも……あっ」

青「…いたっ、…コケた」

橙「あかんで……あかんあかん」

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.

橙「あかんかった…」

青「もぐもぐもぐもぐもぐもぐ」

赤「急に知らんのと飯食うことなった俺らの身にもなれ」

橙「やって、目離したら足滑らせて川入ってくんやもん！！」

俺もご飯を食べさせてもらうことになって(というか帰ろうとしたらこの子もついてくるもんで)七人で食卓を囲む

急に人数が増えて申し訳なかったけど、神ちゃんは作りがいがあると笑ってくれた

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