妖怪㐂伝、虹の岡［all］ (ページ22)

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禁じられた動画ページ22

黄side

心を読み取ったらしいしげが青ざめて、
急いで家の中で神ちゃんを探す

赤「神ちゃんどこ！！返事しろよ！なぁっ！」

橙「無駄や！…今気絶させとる」

赤「……はぁっ、？」

橙「…おい、これお前のやろ」

そう言って投げたのは、確かに俺のスマホだ

橙「厄ばーっか持って来るよな」

黄「……っ」

紫「待てや！神ちゃんの事は、淳太のせいでは」

橙「どの道この携帯の影響や！こいつが持ってこんかったら神ちゃんが苦しむこともなかった！そうやろ」

紫「……。」

橙「…人間と関わって、ええ事なんてあるわけない」

おれの、、せいで

俺が、皆に頼ったから、、かみちゃんが

黄「……。」

橙「……最期の最期に見逃したる

帰れ。二度とこの岡に入んな」

黄「…わかった」

赤「じゅ、「追いかけんな！！」……。」

呆然として、、力の入らない身体で、山を降りていく

俺のせいで、、、俺のせいで、、！

黄「……っ、………くっ……」

泣くな…！俺が泣く筋合いなんてない！

ただ、悔しくて、、信じられなくて！

どんなに謝っても許してもらえないことで

___俺は、人を傷つけたんだ

う、

うぅぅぅ

黄「…えっ」

ポケットの携帯が、揺れた

バイブ音じゃなくて、小さく、

まるで人が泣いてるみたいに

うぅぅぅぅうっぅうああああん、うああああん

ウワアァンううァァァああああうっっああ

ああああんウアアアンアうアアアん

黄「な、なんやこれ！？、うわっ！」

画面からは涙のような黒い液体が染み出て、俺の手を濡らしていく

思わず落とすと、水音を立てて黒のモヤが浮き出てきた

やばい…！逃げな！

黄「……がっ、…ゲホッ……おえっ…」

津波のように襲いかかり、水が鼻や口に入っていく

息ができない…溺れる！！

黄「かはっ、………はぁっっ…………ぁ、…」

ポチャン

俺は、完全に水の中に飲み込まれた

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