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『……遅い』
部活もないし、委員会にもあいつ入ってないし
もう下校ラッシュは過ぎてるはず
『…様子見に行くか』
「…しげ？」
『ん？あぁ、なんや淳太かよ』
「悪かったな。あと先生な」
下駄箱にもたれて立っていたのは、俺らの担任の淳太やった
『Aと帰ろうと思ったんやけど、来やん』
「お前らほんまに仲ええよな。で、どうなん？｣
『いやどうって…なんもないし。』
「おい。あんまほっとくと、とられるで」
『クラスメイトとか？』
「教育実習のやつも」
『はっ？』
「やめろや顔怖くすんの」
『あぁ…そうやんな。教師と生徒なんて』
「…ははっ……そうやな」
そう言う淳太の顔は暗かった
淳太もAを？人一倍ルールに厳しいあの鬼淳太が？
『……手ぇ出したら一発アウトやろ』
付け足すようにポツリとつぶやく
ライバルは意外と周りに潜んでいるかもしれん
もしかして今やって他の男と会って、心に焦りを感じる
それからまたしばらく待っていると、やっと出てきたA
一目散に駆けつけてあくまでも陽気に
『わっ！！！』
「………っ！！」
『ひゃひゃひゃ！ビビりすぎて声でてないやん！』
背の低い彼女の背後に回り込み肩を掴む
キスマとかないよな…服も乱れてないし、いやでもそれだけではまだ分からん。
「大毅くん！？なんで｣
『一緒に帰ろう思てたんにぜんっぜんこーへんし。結構待った』
「ごめん。でもLINEしてくれればいいのに｣
『驚かせたかった』
うわぁどうしよう聞くべき？いやなんて聞くん？
「待っててくれてありがとう。帰ろっか」
『今日俺ん家でご飯やって。おばさんから』
「えぇ？もう本人に伝えてよね〜」
口元が緩んでいる
流石に自惚れてしまうから勘弁して
あぁ〜ちゅうしたい
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ちの(プロフ) - ネコ王さん» これからもずっと応援してます💌 (2021年10月20日 19時) (
レス) id: 05c7cf4f12 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ王(プロフ) - ちのさん» ありがとうございます！そんなこと言っていただけるなんて感激です！ (2021年9月29日 17時) (レス) id: b52861215a (このIDを非表示/違反報告)
ちの(プロフ) - この作品めっちゃ良くて好きです😭😭🤍毎話楽しみに待ってます🥰 (2021年9月29日 13時) (レス) id: 05c7cf4f12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネコ王 | 作成日時：2021年8月18日 12時
