35ページ ページ35
.
Aの友達で、神ちゃんの彼女。神ちゃん経由でしか話したことのないそいつが、なんで俺に
『なに?』
「集会サボってどこ行くん」
『えっ、俺チクられるん?ええやん見逃して!』
「茶化さないで!」
なんやねん。ここで道草食っとる時間はない
適当に巻くしか…
「…ハンカチ。智洋くんから貰ったやろ。
前に、智洋くんの家お邪魔したら、メモ置いてあった。全部書いてあったから」
『全部って?』
そう言って取り出したスマホには、一切れのメモに書かれたもの
"
しげへ。
相談のってくれてありがとう。
のんちゃんのこと真剣に考えてみるわ。
(人1)とも、切れ時かもな。
とにかくおおきに!
Aちゃんとの恋、応援してます。協力するぜ!
"
…神ちゃん恨むで。
観念して渡された手触りのいいハンカチを取り出す
「それ、山崎のやつ。」
『…は?』
メモ見つけたのバレて、隠そうとしたら…
「ふーん。あのさぁ(人1)」
「な、なに…」
「別れよか」
急に、あっさり言われて
「俺、元カノのせいでさぁ、むやみに詮索されるん嫌いやねん。こうやって、勝手に自分のもん見られるのもムリ」
「あ、ご、ごめん、たまたま見ちゃって」
「元カノにも同じこと言われたわぁ。それが重なってしつこくなるから、切るなら早い方がええし」
「ごめんなさい!許して!お願い!ごめんなさい」
『……で?』
「それから、俺のこと想っとるなら、盗ってきてって。そしたら信じるって!頼まれて…それで…」
『なんのためにとか、考えやんかったん?』
「聞いたら嫌われるもん!」
あぁ、あほやなぁ。神ちゃんにそこまでのめり込んで
俺と同じか、神ちゃんの力か
「着替えとる時に、不意をついて。渡したのに…言う通りにしたのに……なのに、」
「お、ありがとう〜!助かったわ!じゃあまたな〜」
ハンカチ渡したら、お礼言われただけで。
だからもっと話したかったのに!!
「智洋く、」
角曲がったら、、
「…んっ………はぁ………………ダメ、、、のんちゃん………あかっ………」
「…神ちゃんから誘ってきたんやん。なぁ、、
すき」
.
393人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちの(プロフ) - ネコ王さん» これからもずっと応援してます💌 (2021年10月20日 19時) (レス) id: 05c7cf4f12 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ王(プロフ) - ちのさん» ありがとうございます!そんなこと言っていただけるなんて感激です! (2021年9月29日 17時) (レス) id: b52861215a (このIDを非表示/違反報告)
ちの(プロフ) - この作品めっちゃ良くて好きです😭😭🤍毎話楽しみに待ってます🥰 (2021年9月29日 13時) (レス) id: 05c7cf4f12 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ネコ王 | 作成日時:2021年8月18日 12時