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「ッ…ごっほごほっ!……はぁ……」
手を離して酸素を取り込ませる
激しく咳き込んだ小瀧はもう抵抗する気は失せていた
『ごめん。締めすぎたわ』
「……頭おかしい………付き合いきれへん」
『自分でもわかるわ。けどもう手遅れや』
「……頼み事は、ラインでしてくれ」
『おん。おおきに』
ボロボロになった体を起こし、部室を出ていく
一人になった部屋でゆっくりと目を閉じた
なぁ…
俺の心の中で、まだあの頃の俺がいるなら、返事をしてほしい。
『なぁ、今までどうやって耐えてとったっけ?』
『もう方法忘れたわ。』
『みんなは、どうやっとるんやろな』
『俺って、おかしいんかな。』
『普通に愛せたら、幸せやったんかな』
『…普通って、わからんなぁ』
今この光景を見ている人が、
俺たちの全てを知っている人がいるなら教えてくれ
まぁ、知ったとしても
『犯罪者か…』
"ねぇ、あれ聞いた?"
"あれって?"
"隣のクラスの男子2人が暴行されたって"
"急にヤンキー達が襲ってきたんやろ?こっわ!"
"なんかやばいことやらかしたんかな、"
『……ただの制裁やで』
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ちの(プロフ) - ネコ王さん» これからもずっと応援してます💌 (2021年10月20日 19時) (レス) id: 05c7cf4f12 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ王(プロフ) - ちのさん» ありがとうございます!そんなこと言っていただけるなんて感激です! (2021年9月29日 17時) (レス) id: b52861215a (このIDを非表示/違反報告)
ちの(プロフ) - この作品めっちゃ良くて好きです😭😭🤍毎話楽しみに待ってます🥰 (2021年9月29日 13時) (レス) id: 05c7cf4f12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネコ王 | 作成日時:2021年8月18日 12時