かっこいい男の子［赤］

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転校生が来てから時が経ち、クラスはAにとって大分気に食わない変わり方をしている。



それは俺の周りの環境が物語っていて、


いつもは俺や神ちゃん。それと高梨にAだったのに今は一緒に話すことはほぼない。

その代わり小瀧が隣で、転校生の山崎(人2)が俺と付き合っている。付き合ってほしいなんて噂が


彼女のストレスは溜まりに溜まって、綺麗な見た目は少し落ちぶれてきた。そんな姿も俺は好きやけど



今日も文化祭の係を決める日。彼女はライバルから俺と仕事をする権利を勝ち取った。

運も味方につけることは流石としか言えない。まさに運も実力のうちやな愛してる。






「……さっきの話聞こえちゃったかな」



「大丈夫でしょ。悪口言ってるわけやないし」



「でもAちゃんは……あっ、」




俺の顔を見ると気まづそうに話を止める女子たち。



Aになんかあった…か





「しげ、怒っとる…？」



『ん？怒っとるよ。あとクラスではやめろ。誰に聞かれとるか知らん。それと小瀧、放課後』



「…わかった」



『じゃ、よろしくな。俺トイレー！』



「声でっか」






教室を後にして彼女の後を追う。中庭の影。誰か来てもおかしくないその奥で聞こえる苦し紛れな声




「…ゲホッ………おえっ、、ぁ」





外で吐くとか引くって？なわけ

そんなんで愛が冷めるやつ何て覚悟が足りへんねん


おそらく何度も吐いて吐いてを繰り返してくせづいたんやろ。我慢出来なくなってトイレまで無理だったか。でも全然構わない





『…どんなでも、愛してんで』




「うﾞっ……っあ……おえっ」






小さく震える背中を写真に収めて指でなぞる



汚いなんて思うわけが無い。あいつらが悪いだけ


俺でもないのに、Aを変わらせて、気に食わんなぁ



どんな目に合わせようか、







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