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むかしむかしあるところに
どこにでもいる普通の男の子の前に、ある一家が引っ越してきた
"隣に引越してきた川崎です!
この子は娘のA。良かったら仲良くしてください。"
"よろしくお願いします〜!
うちもお嬢さんと同い年なんですよ。ほら挨拶!"
母親に背中を押されて前に出て自己紹介をする
そこには少しぽっちゃりで、顔のよく見えない女の子がいた
『おれしげおかだいき!よろしくな!』
「……かわざきAです」
声ちっさ
これが第一印象
まぁ人見知りしてしまう気持ちは分かる
いきなり仲良くは難しいで?でも隣なのに何もないのは少し寂しい。
俺は懸命にAに声をかけた
その成果か俺と喋る時は笑顔を見せるように
が、クラスメイトとはまだ馴染めないらしい
自分はどちらかと言うと人に恵まれていた
友達も多く、元気が取り柄なところもある
当時のAとは真逆で。からこそ、引っ込み思案でよくコケるからあまり良い印象は抱かなかった
「………ううん、なんでもない」
なんで我慢するんだ。誰も別に怒らないのに
いくらAを嫌いでも態度を変えることはない
少なくとも俺の前では話しやすい友達やったし
ただ、仲良くなっていく反面。尚更Aがオドオドしているとさっさとやれよと焦れったくなる
そんな日々が続いていた
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ちの(プロフ) - ネコ王さん» これからもずっと応援してます💌 (2021年10月20日 19時) (レス) id: 05c7cf4f12 (このIDを非表示/違反報告)
ネコ王(プロフ) - ちのさん» ありがとうございます!そんなこと言っていただけるなんて感激です! (2021年9月29日 17時) (レス) id: b52861215a (このIDを非表示/違反報告)
ちの(プロフ) - この作品めっちゃ良くて好きです😭😭🤍毎話楽しみに待ってます🥰 (2021年9月29日 13時) (レス) id: 05c7cf4f12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ネコ王 | 作成日時:2021年8月18日 12時